しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

新潟県佐渡ヶ島の銘酒『至(いたる)』について語ろうか

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今回はすこしマニアックなチョイスになってしまった。
 
今回ピックアップするのは新潟県の逸見酒造の『至』
なんと佐渡ヶ島の酒である。
 

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こちらの記事で軽くふれた銘柄ですね。

sakearchive.hatenablog.jp


 普段そこまで日本酒を飲まない方は「え、佐渡ヶ島で日本酒なんか造ってるの?」と思うだろう。
ところが意外や意外にも、佐渡ヶ島には7つの酒蔵(うち1蔵は製造休止中)がある。
 
佐渡の酒と言えば、『YK35』で有名な『北雪』や『真野鶴』も人気ですね。
 
この2銘柄は典型的な新潟淡麗タイプであるのに対して、『至』はいくらか芳醇な印象です。ほんのちょっとだけね。
 
元々は地元を中心に人気を博した銘柄でしたが、2015年から突如として全国的なブレイクを果たしました。
 
というのも、2015年元旦放送の嵐にしやがれで、V6の坂本昌行さんが『至』をご自身の愛飲するお酒として紹介したそうです。
 
確かに言われてみれば2015年になってからちょくちょく居酒屋でも見かけるようになったなーという印象です。
 
テレビの力すげぇーというよりジャニーズの影響力ハンパないです(⌒-⌒; )
 
『至』が大ブレイクしたために、酒蔵の日本酒の在庫が枯渇してしまい、毎年秋に販売しているひやおろしが2015年は販売中止になったそうです(笑)
 
でもね、ジャニーズの影響でもなんでもいいんです。このお酒はもっと世に知られてほしいですね。北雪や真野鶴に負けず劣らず、いい造りですよ。
 
リンゴに似た細い線の香り、ふっくらと上品に広がる旨味。寄せては返す波のようにサーッと引けていく後味も素晴らしいです。
 
火入れ(加熱処理)したお酒もいいですが、どこかで見かけたらぜひ新酒を、それもにごりの生酒を飲んでもらいたいですね。
 
僕の住んでいる横浜市内だと、東急東横線反町駅から徒歩10分〜15分ぐらいのところにある酒の辰巳さんで購入できます。
 
酒の辰巳のご主人曰く「至が人気になったもんだから、蔵が強気になっちゃって、一度に発注しなければいけないロットが大きくなっちゃったんですよー!」とおっしゃっていました。
 
酒屋さんもいろいろ大変そうです(笑)
 
これに関しては、蔵が強気に出たという見方もできます。
ただ、好意的に考えるならば、ロットを大きくして発送の手間を減らしたいというのが本音なんだろうなと思います。
 
何しろ小さい蔵ですから。
 
僕としては、発送に取られる時間と人手を最小限にして、その分の時間をしっかり酒造りにあてていただいたほうが嬉しいですね。
それではまた。