こんにちは、しーたかです。
本日は、飲食店での日本酒の提供価格についての話をしましょう。
この間、興味深いツイートを見かけました。
日本酒がブームと言われながら限定的で、消費量が上がらないのは飲食店における値段の高さがネックと言えそう。もちろんボッてるわけではないのはよくわかってるけど、150mlで700円、800円とかは、やはり食にお金かけない層からするとつらいお値段。
— 神奈川建一(ケンザン中の人) (@KanagawaKenichi) 2016年4月4日
ちょっと前の神亀社長インタビューでも日本酒の飲食店価格が高いのではというコメントがあった。500円ワンコイン切ってくると可能性が見えてくると思う。味は過去最高においしい時代なんだから、飲んでさえもらえば勝ち目はあるよね。
— 神奈川建一(ケンザン中の人) (@KanagawaKenichi) 2016年4月4日
なので、価格面で構造を変えようとしてるところは応援したいです。今のところ「アキバの酒場」「采」「日本酒人」「日本酒原価酒蔵」ぐらいしか知らないのだけど、もっとチャレンジするところが増えると良いなぁ。
— 神奈川建一(ケンザン中の人) (@KanagawaKenichi) 2016年4月4日
そうそう、日本酒って外で飲むと高いですよねー。
特に日本酒をメインで扱っている居酒屋に行くと割高になりがちです。
上記のツイートの、150mlで700円~800円の価格帯ならまだ良心的な方じゃないかな?一升瓶3000円ぐらいの酒を1合1500円前後で提供する店も珍しくないもんね。適切な管理をして、まともなサービスで提供してくれるならまだいいけど、それすら出来てない店だと目も当てられません。
日本酒メインの飲食店で提供される日本酒の価格が高くなりがちなのはこういった理由があります。
日本酒が敬遠されがちな理由のひとつが「価格」。一般に飲食店では、サワーやカクテルの約9割が利益、日本酒はそれより少ないとはいえ約7割が利益といわれている。「日本酒は原料が高価なうえに造るのに手間がかかるため、どうしても原価が高くなる。それにさらに利益をのせているから、気軽に手を伸ばしにくい価格になってしまう」
そう、日本酒の原価と利益率の問題です。
普通の居酒屋と比べて、日本酒をメインに扱う飲食店は利益率の高いサワーやカクテルがあまり注文されません(当たり前ですが…)。
じゃあどこで利益を確保するのと言ったら、日本酒の提供価格を高めに設定する、というのが自然な流れなのでしょう。この辺はある程度しょうがないのかなーという気がします。
とはいえ、毎日日本酒飲みたい私にとって、一般的な日本酒専門店の値付けは、けっこうサイフに響く…。
私はまだ独身ですので、ある程度自由にお金を使うことができます。しかし、結婚して子供も出来たらどうだろうか。妻子持ちで、平均的なサラリーで働いていたら、日本酒を外で飲むなどなかなか出来なくなってしまうのではないか…。
たとえば月のお小遣いが30000円だとしよう。日本酒専門の酒場に行って普通に飲み食いすれば1人5000~8000円ぐらいはかかります。これではなかなかおいそれと飲みに行けないですよ…!今から戦々恐々としています。まぁ杞憂で終わるかもしれませんが(笑)
最近では手頃な価格で日本酒を飲ませてくれる店も増えてきています。でも、全体としてはまだまだ少ない。
日本酒を日常的に嗜む層が広がらないことには、薄利多売は成り立たないですからねー。日本酒ファンが増えれば増えるほど選択肢も広がるような気がします。
ひとりでも多く日本酒ファンを増やすべく、これからも熱心に布教活動をしていこう。
それではまた!