こんにちは、しーたかです。
今回はひさびさに人気の『射美 純米吟醸酒 槽場無濾過生原酒 29BY』をいただきます。
岐阜県揖斐郡の杉原酒造のお酒です。
超がつく甘口のお酒で知られる『射美(いび)』。生産量が極端に少なく、人気もあるためなかなか入手困難なお酒ですね。
特約店も少なく、自分の生活圏では残念ながら入手できる酒屋さんがありません(-_-)
自分が知っている酒屋さんでは東銀座にオープンした『たつみ清酒堂』さんで取扱いがありますが、抽選や抱き合わせで販売されているようです。ポイント制だったら全然買いに行ってもいいんですけどね。
そういう理由もあり、最近は「『射美』は外飲みだけでいい」と割りきっています(諦めともいう)。比較的良好なコンディションで飲めればOK!
地域によって買いやすい銘柄買いにくい銘柄ありますし、入手しにくいお酒のために血眼になってエネルギーを消耗するのは自分の主義ではありません。
今回は桜木町ぴおシティの『寿司処 かぐら』さんでいただきました。寿司屋の皮を被った日本酒専門店ですね。
プレミア銘柄にめっぽう強いお店なので「絶対にこの酒が飲みたい」というときに重宝します。
日によっては併設されている時間無制限日本酒飲み放題1000円の『立飲みかぐら』でも目玉商品として提供されていることがあります。
『射美(いび) 純米吟醸酒 槽場無濾過生原酒 29BY』炙った酒粕のような香りは好き嫌い分かれそう~。ハマる人はとことんハマる酒ですよね。
皆さんお待ちかね(?)『射美(いび) 純米吟醸酒 槽場無濾過生原酒 29BY』の裏ラベルはこちら
毎度お馴染み、裏ラベルの謎語り。今回は「私は、雨男だ。」で始まるエッセイ調だ。
毎回読んでいると、話の引き出しが多いですよね~。酒は甘口一辺倒なのに(笑)
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米、米麹 |
原料米 | 麹米: 揖斐の誉「S7」 掛米: 揖斐の誉「AMS18」 |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、なんか粉っぽい香りがするぞ!?
バナナを通り越してなんか得体の知れない香りがしている(笑)焼いた酒粕の匂い?なんだろう。
例えるなら「お餅を砂糖と水で煮てよく干したものをコナゴナにしてきな粉と和えたもの」って感じだ。
自分でも何を言っているかよくわかりませんが、ヤバそうな酒だということが香りから伝わってきます。しっかり覚悟しておけよ!!とでも言いたげな香りだ。
口に含むと、どこまでもディープな甘み。透明感のある練乳。蜜っぽさも感じます。
ペコちゃんのミルクキャンディーに酒粕をどっぷり入れたような味というか、なんでしょう?もう少しバシっとハマる表現がありそうですが出てこないですね。
その他の『射美』シリーズ同様、酸味は控えめなので甘さが際立って感じられます。
他の日本酒と同じものさしで計ってはいけない酒ですよ。これぐらい個性があるお酒ならブラインドで飲んでも間違いなく判別できそうです。
もし、合わせる食事を選ぶ『射美』のようなお酒が日本酒の王道になってしまったら困ってしまいますが、突き抜けたオリジナリティーにはやはり惹かれるものがありますね。
射美は射美であれ!
それではまた。
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