こんにちは、しーたかです。
今回はひさしぶりにスパークリングの日本酒のご紹介。
それがコチラ、広島県の『一代弥山(いちだいみせん) スパークリング』です。
広島県廿日市(はつかいち)市の中国醸造のお酒です。はつかいちって読めなかったです、いい年になって恥ずかしい…。
中国醸造と言えば、私が住んでいる関東方面でもそこそこ名の通っている酒蔵さんですね。
商品ラインナップは清酒、焼酎、みりん、リキュール、ウイスキーとかなり手広いです。
今ではスーパーやコンビニなどですっかりお馴染みですが、1967年に発売した『はこさけ一代』は紙パック詰め清酒の先駆けとして知られています。
今回いただく『一代弥山 スパークリング』はKissyo Sekect 丸井溝口店で購入。
日本酒の入った冷蔵ケースを見ながら「スパークリング、もしくは活性タイプのにごり酒でも買おうかなー」と思案していたところ、dancyuの2017年3月号に掲載されていたのを思いだし、購入してみました。
フレンチのシェフであり、日本酒にも造詣が深いドミニク・コルビ氏をもってして「今まで飲んだ日本酒スパークリングの中で一番好きかもしれない」と言わせるのだから、気になりますよね。
『一代弥山(いちだいみせん) スパークリング』淡麗な味わいでかつ、強炭酸により際立つシャープな飲み口。乾杯に持ってこいのお酒です。
裏ラベルはこちら
アルコール分は11度以上12度未満と、一般的な日本酒と比べるとやや低い数値です。
さていただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、桃のような繊細な香り。やや遅れて麹やイーストのような香りもしますね。どことなく隙を感じさせないドライな酒質を予感させます。
口に含むと、強めの炭酸に促されるように、あっさりとした旨みが繊細に口に広がります。
一言でいえば淡麗辛口。淡白な旨みはややミルキーに透明感を伴ってドライに締まっていきます。
ちゃんと(?)辛口というかドライな仕上がりながら、軽やかな味わいというのがこのお酒のキモですね…!
こういうお酒は乾杯にもってこいだ。食中酒として飲むなら、コースの前菜や淡白な白身の刺身、カルパッチョなどに合わせると真価を発揮しそうです。
同じアルコール度数のスパークリングワインと比べると、味が強すぎないというのもこのお酒の強みですね。スパークリングワインのあの酸味が苦手という方も多いでしょう。
というわけで今回いただいた『一代弥山 スパークリング』、端正な味わいと後味のドライさが光るライトなスパークリング日本酒でした!
『澪(みお)』のような甘口のジュース系では物足りないし、瓶内二次発酵の活性タイプのスパークリングでは味が少しくどすぎるかも?という方はぜひ一度試してみていただきたいですね。
こういうスパークリング日本酒ってありそうで他にないと思うんですよね~。
スパークリング日本酒としては絶妙な立ち位置。オンリーワンな酒質です。
それではまた。
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