しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

町田の酒販店有志が主催する日本酒イベント『ニッポンのサケまつり』に行ってきました。

広告

「町田で日本酒イベントが開催される?え、なんで町田で?」

ということで、今回やってきたのは東京・町田。『ニッポンのサケまつり』にやってきました。f:id:sakearchive:20170613162556j:image
町田駅と言えば、新宿へと通じる小田急線と、八王子から横浜を結ぶJR横浜線が交差する交通の要点。

沿線に学校・大学が多いことから学生の街というイメージが強いかと思います。町田ユーザー以外にはあまり知られていませんが、109(マルキュー)もありますしね(笑)

さて、その町田ですが、学生の街ながら、実は地酒の有力酒販店が多いことでも知られているんですよね。

今回開催された『ニッポンのサケまつり』は町田の酒販店4店舗(蔵家・さかや栗原・酒舗まさるや・リカーズもりや)が合同で主催。酒屋さんが集まってわざわざこういうイベントをやるってなかなか大変なことですよ~気合い入ってますね!

まずは主催者の挨拶から。
f:id:sakearchive:20170613162622j:image

続いてこちらは参加蔵元の挨拶の模様です。
f:id:sakearchive:20170613162647j:imagef:id:sakearchive:20170613162655j:imageちなみに西田酒造店の方が着ている『田酒』Tシャツは6月から販売開始だそうです!ちょっとほしいかも?なんて思っていたら、もう発売開始されているじゃないですかー!1着2000円のようですね。欲しい人はぜひお早めに。

ameblo.jp

お待ちかねの試飲タイム。夏酒あり、燗酒ありで3時間たっぷり満喫させていただきました。

さぁさぁ長めの挨拶も終わり、ようやく試飲タイムに。
f:id:sakearchive:20170614104236j:image
「大人になったら、いい酒に溺れよう」というわけで、一発目はこちら岐阜県の『小左衛門』ブース。まずは『小左衛門 夏吟 純米吟醸』でさわやかに乾杯!f:id:sakearchive:20170613164329j:image

純米吟醸の備前雄町もなかなかの出来でした。f:id:sakearchive:20170613164344j:image
写真は生酒タイプですが、火入れバージョンもあったので2種類利き酒できるようになっています。生はもちろんインパクト大で美味しいし、火入れは火入れで落ち着いてのめていいですね。

続いてこちらは山形県の『東光(とうこう)』『洌(れつ)』ブース
f:id:sakearchive:20170613164400j:image
写真は『洌 純米吟醸 雄町夏生』結論から言いますと、今回のイベントで一番印象に残ったお酒です。

雄町らしい芳醇さと、夏酒らしい爽やかさ。一見相反しそうな味をハイブリッドにまとめる構成力に脱帽。雄町の野性味の奥に光るピュアな甘み。今回のイベントのメインを張る『冩楽』『田酒』の独壇場に待ったをかける、今日のナンバーワンはお前だ、洌!

こちらは岩手県の『月の輪』ブース。
f:id:sakearchive:20170613164411j:image
女性の方が杜氏をされていることで有名な月の輪酒造店のお酒ですね。本日は旦那様がブースに立っておられました。
f:id:sakearchive:20170613164449j:image
頂いたのは夏限定の『月の輪 旨辛純米 生酒』!みずみずしい酒質ながらも濃醇な味わいなので、ロックで飲んでもおいしそうだなぁという印象を受けました。

続いては秋田県の『刈穂』『出羽鶴』ブース。f:id:sakearchive:20170613164503j:image
みなさん、このお酒飲んだことがありますか!?2016年から発売された『出羽鶴 純米吟醸 クラムボン』というお酒です。

ラベルが涼しげでナイトアクアリウムのような幻想的な雰囲気をたたえています。公式ページの商品説明によればこんな酒なんだとか。

しぼりたてを思わせるようなフレッシュな香味と、微量の炭酸ガスを含んだ軽快なタイプのお酒です。「クラムボン」とは宮沢賢治の童話「やまなし」に出てくるキャラクターです。このストーリーの雰囲気のように幻想的で、水の中の泡や光のような揺らぎのある感じをイメージしました。
http://www.igeta.jp/news/dewatsuru-clammbon/ より引用

口に含むと、おっなんだか乳酸飲料的な味わい?カルピスとか飲むヨーグルトとかそんな味わいにガス感がまじって楽しげなお酒です。
f:id:sakearchive:20170613164521j:image

f:id:sakearchive:20170613164533j:imageこちらのブースでは、クラムボンの他にも爽やかなラベルのお酒が多く、他のブースに比べて季節感の打ち出し方が一枚も二枚も上手だなぁと感じました。お客さんの列が絶えず続いていたのも頷けます。なんにせよ、まずは手に取ってもらわないと始まりませんからね~。

f:id:sakearchive:20170613164627j:imageそういえば、開催時のあいさつでは「今日のイベントはNEXT5(秋田の酒蔵ユニット)は来てませんが、秋田はNEXT5だけじゃないんだぞって所を見ていってください!」と蔵元様が高らかに宣言し、会場を沸かせていました。

マイクで沸かせ、酒で魅了するストロングスタイル。凡百の酒蔵では出来ないことを平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!ということで秋田清酒の底力をしっかりと堪能させていただきました。

これだけいい酒が続くと次に飲む酒が難しい、なんて思いは杞憂でした。お次は石川県の『天狗舞』『五凛』ブース!f:id:sakearchive:20170613164648j:image
のっけから大吟醸飲みます。まずは五凛 純米大吟醸 山田錦から。

熱心な地酒ファンでなければあまり知られる銘柄ではないかもしれませんが、『五凛』は『天狗舞』で有名な車多酒造の別ブランドです。そのネーミングからオリンピックが開催されるシーズンには飛ぶように売れるとか売れないとか?

パワフルな味わいが身上の本家『天狗舞』と比べると、やや穏やかでソフトな印象。五凛は幾度となく飲んだお酒ですが、魚から肉料理まで幅広くカバーしてくれる柔軟さがこのお酒のキモですね。

まるで噛めば噛むほど味の出るスルメイカか、一歩一歩飲み進めるごとに静かに存在感を増す。メシを引き立たせて自らも成り込む、『と金』のような酒だね『五凛』は!

 

さて、すこし休憩しておつまみをいただきます。こちらは『川鶴』ブースでいただいた『伊吹産の干しいか』f:id:sakearchive:20170613164704j:image
こちらのイベントでは、各蔵のブースに1品ずつおつまみが用意されているのがうれしいですね~。『川鶴ブース』、酒は正直に言うとちょっと微妙でしたが、つまみのイカは絶品でした(笑)べいかという小さいイカで、いりこ漁の時期(6月~9月)だけ食べられる初夏の風物詩なんだとか。

地域の特産品を提供しているブースもあれば、スーパーやコンビニで売っているかっぱえびせんを置いてるブースもあり、蔵によって温度差はさまざまでありました(笑)

こちらは長野県の『真澄』『みやさか』ブース。
f:id:sakearchive:20170613164718j:image
諏訪に酒蔵を構える、言わずと知れた宮坂醸造のお酒です。中小企業ながら関東を中心に高いシェアを誇り、就活生にも隠れ優良企業として人気が高いなんてことをどこかで聞いたことがあります。私も学生のうちに日本酒の味を知っていれば酒蔵に就職するということもあったかもなぁー。

まぁそれはさておき、写真のお酒は『みやさか 純米吟醸 美山錦』。こちらでは火入れと生酒の2種類を堪能。

鮮やかに、しかし力強く筆を一入れした何か意味ありげなデザイン、うーん気になりますよね。

いったいその心は?

営業の方に尋ねたところ、これは宮坂醸造が発祥の7号酵母に対するオマージュとのことで、横書きのMIYASAKAと筆字の部分を合わせて『7』と読ませる狙いなんだそうです!

これは気づかなかった…。あくまでさりげなく7号酵母を主張する意匠、デザイナーのセンスハンパねぇな!

続いてこちらは神奈川県の『いづみ橋』ブース。
f:id:sakearchive:20170613164739j:image
いただいたのは夏ヤゴの桃サーティーン。飲み疲れてきた舌に、低アルコールの酒が優しく馴染みます。
f:id:sakearchive:20170613164826j:image泉橋酒造は、今回のイベント会場である町田から一番近い酒蔵なんですよね~。会場から車で20~30分ぐらいで着くんじゃないでしょうか?

町田のような都会からほんの30分で田んぼが広がる田園地帯があるんですから、まだまだ神奈川も捨てたもんじゃありませんよ。昨年(2016年)、見学しに行った時の記事もありますのでよかったら見ていってください。

sakearchive.hatenablog.jp

こちらは茨城の『武勇』ブース。
f:id:sakearchive:20170613164857j:image
私の行動圏内の神奈川・東京エリアではそれほど見かけないお酒ですが、酒質の高さは折り紙付き。今回のイベントで楽しみにしていた銘柄のひとつです。

いただいたのは『武勇酒蔵 山廃 純米酒』。『武勇』って山廃なんか造ってたんだ?という印象ですが、ここ最近、山廃や生酛といった伝統的な製法にチャレンジし始めたとのこと。燗で抜群に冴え渡る味わい、力強い酸でグワーッと切れ上がります。

これは最高、我が道をひた走る武勇に拍手。

『ニッポンのサケまつり』イベントの最後に立ち寄ったのは日本酒への想いを綴るコーナーなのですが…

3時間近く飲みまくり、もうそろそろ閉会の時間に。

あぁそうそう、会場を出る前に忘れずにやっておきたいことがあったんだった。f:id:sakearchive:20170613164916j:image
こんな感じで会場の一角に日本酒への想いを綴って貼り出すコーナーがあるんです。参加者も一緒にイベントを創る感じがたまらなく素敵ですよね~。

かわいいイラストもあり、
f:id:sakearchive:20170613164936j:image

本気なのか冗談半分なのか、恨み混じりのコメントもあり…(笑)
f:id:sakearchive:20170613164944j:image
『田酒』は開始1時間半ぐらいで全てなくなってしまったので、途中からの来場だと飲めなかった人も多いんでしょうねー。まぁでもね、あえて辛辣なことを言わせていただきますと、こういうプレミア銘柄を確実に飲みたいなら早めに来ないとダメですよ。

これだけ人気な銘柄が1時間半ももったということは、相当な量を蔵元様は用意してくださってるわけですよ。イベントの最初から最後まで3時間切らさずに提供しろというのは虫のいい話で、その負担は誰がするのか、主催者?酒蔵?いずれにしろ会費は相当な高額に設定せざるを得なくなるでしょう。今回のイベントはたった2000円やそこいらの会費ですよ。田酒飲めなかったぐらいでブツブツ言うなと思いますね。本当に田酒飲みたい気持ちがあるならおととい来いよ!残念、田酒飲む熱意ナシ!

と、まぁこういう無粋なコメントを見るとイライラしてしまう私です(笑)お目汚しを失礼いたしました。

2017年はこんなイベントにも行ってきました!

sakearchive.hatenablog.jp

sakearchive.hatenablog.jp

sakearchive.hatenablog.jp