しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

茨城県『岡部 純米吟醸 うすにごり しぼりたて 生原酒』うすにごりらしい芳醇さをたたえながらも、バランスのいい旨辛タイプの一本。

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こんにちは、しーたかです。

この間横浜駅の日本酒専門の立飲みおちょこさんにお邪魔したところ、全く聞いたことがない銘柄があったので思わず注文してしまいました。

それがコチラ『岡部 純米吟醸 うすにごり しぼりたて 生原酒』です。f:id:sakearchive:20180330161550j:image
茨城県の常陸太田市に蔵を構える岡部合名会社のお酒です。地元では『松盛(まつざかり)』という銘柄で親しまれているそうです。

今回いただく『岡部』特約店限定流通の商品とのこと。どちらにしろ全然聞いたことがない銘柄だ…。

市販のお酒の質を左右するかといったら何とも言い難いのですが、全国新酒鑑評会での金賞受賞歴は多数あるようですね。しかしだ、『岡部』に関してはネットで情報を漁ってもそれほど情報が出てこないのですよねー…。

茨城の酒で気になったものがあるときは、茨城の日本酒を専門にレビューしているブログ『茨城の地酒を呑む』さんを参照することが多いのですが、今回は『松盛の記事しかヒットしなかったのでもうお手上げです(笑)

とはいえ『松盛』の記事を読めば、酒蔵さんの酒造りに対する姿勢がよくわかります。

見たところ、地元産のお米(契約栽培)を大事に使って、米の旨みを引き出すような造りをされる酒蔵さんのようですね。私の地元の神奈川で言えば『松みどり』や『いづみ橋』と近いタイプなんだろうか?よくわからないけど。

 

それにしてもですよ。個人的に関東~北信越~東北あたりのエリアは比較的いろいろ飲んでいるものの、まだまだ未知の銘柄がザクザク出てくるものだなぁ…。まぁそれが日本酒の奥深さ、面白さですよね。

日本酒を飲む楽しさの1つは、未知の銘柄に出会って、その味わいに惚れる、この過程にあると思います。

お酒の評判も特に知らず、何の気なしに飲んだその酒がめちゃくちゃウマかったときの、誰も知らない花園を見つけてしまったような気分といったら何にも替えがたいものですよね。

やや話が脱線しましたが、今回いただく『岡部』はおちょこさんがわざわざ茨城の酒屋さんから取り寄せたものだそうです。日本酒好きの痒いところに手が届くような有名・無名を問わないおちょこさんのセレクトにはいつも感心させられるばかりです…。

何の予断もなくお酒を楽しめるのは本当に久々かもしれない。そんな喜びを噛み締めていただくことにします。

『岡部 純米吟醸 うすにごり しぼりたて 生原酒』比較的オリが多めのうすにごり。爽やかでかつ飲みごたえがあります。後味のドライさも好印象!

『岡部 純米吟醸 うすにごり しぼりたて 生原酒』の裏ラベルはコチラ↓
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スペック表も貼っておきます。 

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 茨城県大子町 大久保農園産 五百万石 100%
精米歩合 55%
日本酒度 +2
酸度 1.4
アルコール度 17度

今回いただく『岡部』は冬季限定のしぼりたて生原酒!うすにごりと記載されていますが、滓はやや多めですね。

原料米にはやはり地元産茨城県の五百万石を100%使用。それも町名やどの生産者の造ったお米かまではっきり記載しています。ここまで記載しているのは日本酒では珍しいですよね。

これはトレーサビリティがどうこうなんて小さい次元の話ではありません。大事な酒米を造ってくださる農家の方へのリスペクトをひしひしと感じるなぁ。

何の予断もなく飲めるなんて言っていたのに、飲む前から好感を抱いてしまっているのは内緒です(笑)

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、新酒らしい爽やかな香りに、乳酸系、また逞しい米のニュアンスを感じます。

口に含むと、滓を含んでややパウダーのように感じる乳酸系の甘みが口の中で膨らみます。

甘みは一転してミルキーな旨みに。うまっ!フルボディのギリギリ一歩手前、しかしミディアムボディと言うにはやや強めの味ノリがいいですね。しかも思いの外、透明感も感じるような。

酸味こそ強くないものの、後味はグッとキレていくので辛口タイプに分類されてもおかしくないでしょう。ざっくり言えばバランスのいい旨辛タイプかな。

カウンター越しの女将さんに「飲みごたえもあるけど、バランスがいいですね!」と伝えると「でしょー?」としたり顔。

いやーこれはこれは、また飲んでみたいお酒に出会ってしまいました。

それではまた。

冬から春は『うすにごり』『おりがらみ』のお酒が美味しいシーズン!そのなかでも印象の良かったものをいくつかピックアップしました。詳しくはコチラ↓ 

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