しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

石川県『遼 純米原酒』マイルドでディープな旨みに身を委ねる…このお酒の世界観好きだわー。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『遼 純米原酒』をいただきました。f:id:sakearchive:20190607142806j:image
石川県輪島市の中島醸造店のお酒です。

朝市で有名な輪島は、狭いエリアの割に何軒か酒蔵さんがありまして、どの酒蔵さんも個性的なお酒を造られている印象があります。

輪島市内のお酒ですと、あっさりとライトな風味の『能登誉』やマイルドで優しい口当たりの『奥能登の白菊』あたりは関東でもそれなりに知られているように思います。

しかし知名度こそまだまだ低いものの、キラリと光る銘柄はあるもので。今回いただく『遼 純米原酒』もいかにも能登の酒らしいいぶし銀な味わいのお酒です。

銘柄の由来は蔵元杜氏である中島遼太郎さん自身の名から一文字を取ったそうです。

石川県のお酒で『遼』というネーミングですから「(プロゴルファーの)石川遼か!」と冗談を飛ばす方も多いですよね(笑)

遼太郎さんは、父であり元社長の浩二さんとともに酒造りをしていたのですが、お父様が急逝してしまい、26才という若さで蔵を引き継ぐことになったというなかなかに苦労人な方です。

まだまだ杜氏としての仕事に不安があった遼太郎さんは、以前父親が修行していた『喜楽長』で知られる滋賀県の喜多酒造で酒造りについて教わってきたそうです。そういえば喜多酒造の杜氏さんも能登杜氏でしたよね!

 

中島醸造店のお酒は私の住んでいる関東ではほぼ見かけませんが、個人的にはけっこうポテンシャルがあるんじゃないかと思ってます!私自身も久々にいただくので楽しみですね。

『遼 純米原酒』よく練れた甘旨みが疲れた身体をリラックスさせてくれる。なんて優しい酒なんだ…!

『遼 純米原酒』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20190607142817j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 兵庫県産 山田錦 100%使用
精米歩合 60%
アルコール分 16度以上17度未満

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、バナナやナッツ、バターにカラメルのようなリッチで粘性のある香り。かなり奥の方にツンとしたメロンやマジックインキらしき香りも感じられます。

全体的にやや熟成感のあるマイルドな香りですが、いろんな要素が複雑にミックスしてなかなか面白いですね!

口に含むと、フルボディぎりぎり一歩手前のマイルドな旨みが膨らみます。

含み香はバナナを主体にカラメル、ごくわずかにカカオやオークのような香りもありますね。

優しいが深い味わい。この丸みを帯びたビターさ、やみつきになるね~。ビターといっても『王祿』とはまた別の方向性ですね。いやーしかしこんなに旨かったっけ?(笑)

このよく練れた甘み旨みは豚の角煮やすき焼きにぴったり合いそう!

食中で飲んでもいいですし、寝る直前のナイトキャップ的なイメージで飲んでもいいですね。

柔らかくまったりした味わいで、こんなにリラクシングなお酒はそうそうないですよ。めちゃくちゃ美味いメルローのワインを飲んでいるかのような飲み心地のよさです。

よその酒蔵さんの平均的な純米酒と比べるとお値段はややお高めなのがネックですが、機会があれば一度試してみていただきたいお酒ですね。

それではまた。

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