しーたかの日本酒アーカイブ

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福島県『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』こんなに柔らかい味の無濾過生原酒は初めてかも?冷酒~お燗で旨い天明の傑作酒です。

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こんにちは、しーたかです。

本日は『天明』の季節商品をいただいてみました。

それがコチラ『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』です。f:id:sakearchive:20181101005759j:image
福島県河沼郡の曙酒造のお酒です。

福島県の人気者『天明』。2018年の1月頃にテレビ番組で中居正広氏が絶賛したときは、一時的に品薄になったりしましたね~なんだか懐かしいなぁ。

個人的には『天明』とは半年ちょいぶりの再開というところでしょうか。前回は『天明 中取り参号 純米吟醸 おりがらみ 本生』をいただきました。

sakearchive.hatenablog.jp

さて、今回いただく『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』は秋~冬限定でのリリース、それもお燗で飲む無濾過生原酒というなかなか特徴のある1本です。

先日、外飲みでいただいてみたところ、柔らかくて儚げな味わいが非常にしっくりきたんですよねー。「これはブログの記事にするしかない!」と思って自宅用に購入してみました。

『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』綺麗な味のラインと柔らかい旨みが両立!毎年このクオリティーならケース買いも視野に入れるぞ、これは…。

『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20181101005808j:image
今回いただく『天明 焔(HOMURA)』シリーズは3部作となっており、10月は山廃、11月は生もとときて、12月は何やら詳細を伏せてリリースするようです。

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 夢の香
精米歩合 65%
日本酒度 +2.0
酸度 1.7
アルコール度数 16度

それではいただいてみましょう。

ひとまずは冷酒でいってみます。

グラスに口を近づけると、艶やかなメロンやセメダインのような香りが控えめに。あとはやや柑橘っぽさもありますかね。

この段階ではそれほど燗上がりするタイプのお酒には感じられませんがどうなんでしょう?

口に含むと、なめらかでしっとりとした甘旨みが口の中で柔らかく膨らみます。微かに果実香もありますがイヤミなところはなく、「自然に出た香り」そんなニュアンスに感じられます。

なんといってもこの『天明』の最大の特徴は味わいのソフトさでしょう。いい意味で生酒らしい刺々しさがないのがいいですね。味の流れ方がなだらかな曲線を描くようです。

無濾過生原酒でこれほどソフトなお酒は初めて飲むかもしれません。実にいい。パッとキレる潔さも素晴らしいです。

裏ラベルにも書いてありましたが「伸びやかな優しい酸」という表現がしっくりくるんですよね~。

このお酒を毎年飲んでいる方曰く「例年より酸を強く感じる」そうですが個人的にはいいバランスのように思います。

常温、お燗と温度が上げるにつれて、セメダイン香は影をひそめ、ナッツのような風味が出てきます。

透明感のある上品な酒質なので温度を上げても全くクドさを感じなません。

オフフレーバーらしいものがほとんどないので燗にしてもクリアに感じるのでしょうねー。柔らかさと旨みだけが昇華したようなそんな印象を受けました。

 

そんなわけで今回いただいた『天明 焔(HOMURA)生酛 特別純米 本生 29BY』、幅広い温度帯で輝くマルチプレイヤーなお酒でした。

冷酒でいただくとモダンな味わいなのに、燗をつけるとクラシカルな雰囲気を醸し出すこの意外性ですよ!なかなかイイものを飲んだなぁという気にさせてくれます。

個人的なオススメの飲み方は、大きめのグラスに冷酒の状態で注いでゆっくりやる。常温近くまで楽しむ。飽きたらお燗してみる。という具合ですかね。

秋~冬シーズンのマストバイな1本です。来年も絶対買うしかないなー。

それではまた。

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