しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

福富町『be Rock(ビーロック) 宮川橋店』女性店主が切り盛りする野毛の日本酒バー『be Rock』の2号店がオープンしました!

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こんにちは、しーたかです。

私の住んでいる横浜は、都内に比べるとまだまだ日本酒専門の酒場がそれほど多くないエリアです。もともとは洋酒文化の町ですからねー。ただ、最近は徐々にですが日本酒を専門に扱う飲食店が増えてきているように見受けられます。

しかし舌の肥えたファンからすると、まだまだ底が浅いんですよね。とりあえずいろんな種類の日本酒を揃えてみましたってだけのお店が多いです。

雨後の筍のようにボコボコと似たような店ばかり出てきている現状に辟易してしまうのは「今日本酒ブームだし、ライトユーザーを食い物にしておけば利益出るっしょw」という姿勢が透けてみえるんですよね。

「お前は焼酎ブームでいったい何を学んだ?」と小一時間問い詰めたくなってしまいます…(笑)

利益を残すのも大事だが、文化を残す。酒の愛を伝える。

チェーン店であれ、個人店であれ、私はそういう意地のあるお店を応援したいです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は野毛の実力派日本酒バーの2号店『be Rock(ビーロック) 宮川橋店』を訪れました。
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ちょくちょく「横浜界隈でオススメの日本酒のお店は?」と質問されることが多いのですが、迷わずにすっと名前が出てくるのがこの『be Rock』さん。

この『be Rock』という店を語る上で欠かせないのは、店主の田中麻奈さんの存在でしょう。

田中さんはもともと会社勤めをされていたのですが、日本酒好きが高じた結果、東京農大(短大)の門を叩き、醸造について学ばれたそうです。熱意があっても普通の人ではなかなか出来ない決断だと思います。

現在は、昼の仕事でオフィスに勤めながらも、夜はお店に入り、ついに1号店の野毛店に続き、2号店として宮川橋店をオープンされました。

新しくオープンされた『be Rock 宮川橋店』は野毛と福富町のちょうど中間あたり。野毛の都橋商店街から宮川橋を福富町方面に渡ってすぐの場所にあります。

ランドマークは、ソープランドで有名な『角海老』の看板、これを目指していくと分かりやすいと思います(笑)

神奈川県下有数のスラム街・福富町に本格派の日本酒バーというなんとも言えないミスマッチがそそりますね~。それでは入ってみましょう!

『be Rock 宮川橋店』野毛店より広々と明るい店内。独自セレクトの日本酒と気の利いたつまみでしっぽり飲ませてくれます。

中に入ると、コンクリート打ちっぱなしのソリッドな造りに、明るい照明、シンプルなインテリアとバランスのいいオシャレな店内。

20席ほどしかないにも関わらず、なんとなく解放感があるのはお店がガラス張りになっているからでしょうか。

そうそう、カウンター席しかない本店と違って、宮川橋店はテーブルの席も数席用意されているので、少人数のグループ利用もできるようになりましたね。

今回はカウンター席にお邪魔しました。

まずは最近話題の『水府自慢 純米大吟醸 無濾過生原酒』で乾杯。1杯目は白ワイン用と思われるワイングラスで提供していただきました。
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提供サイズはすべて90ml。大ぶりのメジャーカップで計量して注ぎます。『be Rock』のいいところは、提供する日本酒の味わいに合わせて注ぐ酒器を見繕ってくれるところでしょう。

ワイン業界ではごくごく当たり前のことですが、日本酒業界では提供するお酒に合わせて酒器を選ぶというお店はまだまだ少ないのが現状。早くスタンダードになってほしいなと思います。

おつまみは『いぶりがっこ』や『ミックスナッツ』、『塩ぎんなん』といった定番メニューもあれば、近隣の飲食店に作ってもらったメニューもあります。

まずは『海老のみりん干し』をいただきます。各種メディアで話題沸騰中のハイパー干物クリエイター藤間義孝氏謹製の海老の干物は旨みたっぷりでぷりぷり感も残る最高の仕上がり。これは絶対食べた方がいいです!
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こちらは低温で炙った『ローストポーク』。近隣のビアバー『Sakura Taps』さんの作だそうです。柔らかくて美味しいのでつまみチャーシュー的なノリでぱくぱく箸が進んでしまいます。
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つづいていただいたのは『吾有事』。こちらは口の広がったグラスでいただきます。聞いたことない銘柄だな~と思ってチョイスしました。『奥羽自慢』の蔵の新ブランドだそうですね。
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こちらは常温の熟成酒でオススメしていただいた『醸華 天成』西條鶴醸造のお酒。広島の酒屋の掛井酒店のPBらしい。マニアックすぎるだろ…。
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この日は他に行くところもあったので、このぐらいで打ち止めに。こういうお店は軽くひっかけて次の店に向かうのがいいでしょう。 

おわりに

というわけで『be Rock(ビーロック) 宮川橋店』、本店同様の素晴らしい日本酒のコレクション、酒器のセレクトの妙、美味しいつまみと、十分に堪能することができました。

それにしても、横浜駅の『お酒とお米 おちょこ』さんといい、「これは」と思う硬派な日本酒のお店ほど女性の方が運営しているというのが興味深いところですね~。

横浜界隈の日本酒ファンの方は一度は行ってみるべきお店のひとつだと思います。

それではまた。

野毛周辺でオススメのお店をまとめました!詳しくはこちら↓

 

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