しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

滋賀県『笑四季 センセーション 特別純米 朱ラベル』超破格の晩酌酒。ぜひ定番になってほしい1本です。

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こんにちは、しーたかです。

今回は滋賀県の人気銘柄のご紹介。

それがコチラ『笑四季 センセーション 特別純米 朱ラベル』です。f:id:sakearchive:20171104144018j:image
滋賀県甲賀市の笑四季酒造のお酒ですね。以前に『僕が僕であるためのエトセトラ』という意味深なネーミングのお酒をいただいたことがあります。

sakearchive.hatenablog.jp

笑四季酒造といえば、いわゆる『貴醸酒』と言われる極甘口の日本酒『笑四季 モンスーン』シリーズを筆頭に、ここ10年でグッと存在感を増してきている酒蔵さんです。

私も6~7年前、日本酒を飲み始めたばかりの頃に『笑四季 モンスーン』を飲んでそれまで持っていた日本酒の概念がガラッと変わったのをよく覚えています。「なんだこのバナナジュースは!?」と(笑)

「甘口至上主義」と蔵元さんも公言するほど、甘口タイプの日本酒が人気の笑四季酒造ですが、近年は食中酒タイプのお酒にも力を入れてきています。

で、今回紹介する『笑四季 センセーション』というシリーズは、笑四季の中では食中酒タイプ、かつ低価格なラインのお酒です。これが4合瓶で1100~1200円程度のお値段なのに、良く出来たいいお酒なんですよね。

『笑四季 センセーション 朱ラベル』海外輸出向けのお酒を国内でも限定的に販売!味わいのコンセプトは?

従来、この『笑四季 センセーション』というシリーズは、通称『白ラベル』と『黒ラベル』の2本立てでした。

白と黒なので、私は『オセロシリーズ』なんて勝手に呼んでいたのですが(笑)、なんと2015年頃から新しく『朱ラベル』がリリースされたのです!これによってセンセーションのラインナップは3種類に!

突如発売されたこの『笑四季 センセーション 朱ラベル』。元々は海外輸出向けで生産されていたそうですね。

酒屋さんのページを調べたところ、今回いただく『朱ラベル』はアジア圏をメインターゲットに絞り、エスニック・中華に合うような酒質がテーマなだそうです。なるほど、面白いところを突いてきましたね~。シンガポール辺りの富裕層に需要がありそうですな!

『笑四季 センセーション 朱ラベル』の裏ラベルはこちら。f:id:sakearchive:20171104144031j:image
スペック表も載せておきましょう。

原材料 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 滋賀県産米
精米歩合 50%
アルコール度数 16度
日本酒度 +4
酸度 1.7
酵母 笑四季自社酵母

特別純米とは謳っているものの、精米歩合は50%ということで、スペックは純米大吟醸のそれです。

しかもお値段は、従来のセンセーションシリーズと同価格帯と同じときたもんですから、スペックからしたら相当にお買い得ですね。

とはいえ「百聞は一飲に如かず」と言いますし、さて飲んでみましょう!

香りは穏やかですが、ややパイナップル、トロピカル系統かな?

口に含むと、おっ意外に甘辛い!いや、やっぱり甘さの方がやや強いか。ほのぼのとした、しかし磨き込まれたミディアムボディの甘み。含み香もややトロピカル系のフレーバーですね!

飲み下すとフッと切れる、抜け感の良さが際立ちます。言われてみればという感じですが、確かにエスニックや中華が食べたくなる味です。エビチリ食べたい、エビチリ。

いずれにせよデイリーで飲める価格帯の日本酒としては超優秀な部類でしょう。個性も出しつつ、バランス感にも優れた超上質な晩酌酒!

海外で買ってもせいぜい4000円するかしないかってところでしょ?3000円~4000円程度の白ワインならたいていの物は余裕で蹴散らせるぐらいのポテンシャルを感じます。 

それではまた。

笑四季酒造のその他のお酒もレビューしています。詳しくはコチラ↓

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