しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

【若手の夜明け 2016 勝手に応援企画第3弾】 富山県 富美菊酒造 羽根屋

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こんにちは、しーたかです。春が近づいてきて花粉症に悩まされています…つらい時期です。
 
しかし、春は日本酒がうまいんだよなぁー!!ほろ酔いで外をそぞろ歩いて、酒の余韻を楽しむのがオツな季節。花見酒もいいですね。
 
さて今回は…
 
若手の夜明け 2016 勝手に応援企画 第3弾!富山県・富美菊酒造さんの『羽根屋』を紹介します。
「若手の夜明けってナンだ?」という方はこちらの記事を参照してください。

sakearchive.hatenablog.jp

 
『羽根屋』は雑誌やメディアでちょくちょく掲載されており、ここ数年で大ブレイクを果たした人気銘柄です。
いやー実際、首都圏じゃかなりの人気ですよ!
どこかの酒場で『羽根屋』の蔵元の会を開催するなんていった日には一瞬で予約が埋まり、2015年の初頭には酒屋の在庫が品薄になり、手に入りにくい状態が続きました。 
羽根屋は個人的にも好きなタイプの味わいで、定期的に飲むようにして観測(?)を続けています。
 
私が羽根屋を初めて飲んだのは、2011年の頃。本格的に日本酒にハマりはじめてすぐだったかな?
 
フレッシュで透明感のある柔らかい飲み口、
優しい米の甘味、
流麗にドライにキレる後味に、
 
「こいつは富山の十四代だ!」と、いたく感動したのを覚えています(笑)
 
「富山の十四代」というのは言い過ぎではないけど、羽根屋を醸す蔵元さんに失礼かもしれないですね。
あくまで日本酒を飲み始めた当時の感想なのでお許しいただきたい。
羽根屋は唯一無二の美酒、これだけは間違いないです。
 

羽根屋 人気の秘密

羽根屋シリーズに共通する、透明感のある酒質は日本酒初心者から日本酒通まで軒並み虜にしています。
【追記】鑑評会やコンクールでも羽根屋は高評価!2016年も受賞ラッシュ!

 
いったい羽根屋のこのクオリティーはどこからくるものなのか?
 
それは、蔵元さんの酒造りに対するストイックな姿勢にあります。
羽根屋を醸すのは4代目の羽根敬喜さん。
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『全ての酒を大吟醸と同じ手間暇で醸す』をポリシーに掲げ、日夜、酒造りに勤しんでいます。
 
全ての酒を大吟醸と同じ手間暇で醸す、といっても、言うは易し、行うは難し、です。
 
具体的には↓↓
 
⚫酒米の吸水作業を手作業で行う。
大型の浸漬タンクを使えば、手っ取り早く米の吸水作業が行えるのですが、この手法は米の一粒一粒の水分量にばらつきが出てしまいます。そのため浸漬タンクは使わずに、10キロ単位のざるに小分けにして、秒単位で吸水具合を調整する手法をとっています。
この作業行程、他の蔵で見せてもらったことがありますが、実際にみてみるとすごくめんどくさそうだってよくわかりますよ(笑)
 
⚫麹の仕込みは蓋麹、箱麹の少量単位で行う
麹処理も大量にまとめて行えば効率はいいのですが、羽根屋ブランドは蓋麹、箱麹を使用した少量の仕込みにこだわっています。大吟醸造りと同様に24時間体制で管理。麹処理は生まれたての赤ん坊を面倒するように手がかかります。
 
⚫搾りの中汲み(中取り)の部分のみ使用
日本酒は米と米麹を発酵させて、できる醪(もろみ)から『搾り』という行程を経て完成します。
羽根屋ブランドの日本酒は、タンクから搾る際の中間部分の『中汲み(中取りと呼ばれたりもする)』のみを使用するため、透明感のあるすっきりした酒質になります。
ちなみに、搾りの序盤の部分(荒走り)と終盤の部分(責め)はブレンドして、地元向けブランドの『富美菊』として販売しているそうです。
 
このような手間暇をかけることで、羽根屋ブランドは富山の美酒としての地位を確立しました。 

また、富美菊酒造さんは四季醸造*1のため、年間を通してフレッシュなお酒を出荷できることも特筆すべき点です。寝かせたお酒もよいですがなんだかんだで、フレッシュなお酒はわかりやすく美味しいですよね。

羽根屋 純米吟醸 煌火 生原酒

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裏ラベルの紹介文を添えます 
夜空を彩る花火の
艶やかな煌めきのようでいて、
海のように包み込む。
心に染みるように優しいお酒です。

飲んでみると、生原酒とは思えない軽やかさにハッとさせられる。含み香よし。伸びやかで瑞々しく、造りの丁寧さがそのまま酒質に表れている印象です。アフターは僅かの酸と苦味でシュっとキレます。

人気の高さにうなづけるクオリティーです!

続いて、羽根屋 純米大吟醸50 翼

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こちらも裏ラベルの紹介文を引用。
 大空に羽ばたく翼の羽音の如く
優しく軽やかに
凛として広がる瑞々しい味わい。
そこはかとなく薫る甘い香りは
虜になる罠
試飲。うっすらと柔らかいメロン香、純米吟醸 煌火よりも甘く、透明感を感じます
これ、氷温で貯蔵・追熟させたらさらに化けそうな気がしますよ。
 羽根屋、相変わらずの美酒っぷりでした!若手の夜明けではどんな酒のラインナップで勝負するのか、今から楽しみです。
 

【追記】2016年3月開催の『若手の夜明け』行ってきました!夜明けは今年もアツかった…!イベントレポートはこちら

sakearchive.hatenablog.jp

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若手の夜明け応援企画、その他の記事はこちら↓↓

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*1:一年を通じて日本酒を醸造すること。たいていの蔵では『寒造り』と言って冬の寒い時期に集中して仕込みを行う。