こんにちは、しーたかです。
私生活でいろいろあったためブログの更新が滞っておりました。最近は少し余裕が出てきたので、日本酒レビューを再開させていこうと思います。
さて本日いただくお酒は『賀茂金秀 純米吟醸 愛山』です。広島県東広島市の金光酒造のお酒です。個人的に超・久しぶりのカモキンです。
今回は酒屋さんに猛プッシュされて何となく購入しました。押しに弱いんですよね、私(笑)
この『賀茂金秀』という銘柄は、蔵元杜氏である金光秀起氏が東京農大を卒業して蔵を継いだ際に、自身の名を取って名付けたというエピソードがあります。
酒質についても高い評価を受けているようで、最近では『賀茂金秀 純米大吟醸』が2018年の『KURA MASTER』の純米大吟醸部門でプラチナ賞に輝きました。
そんな金光酒造ですが、私個人的には「低アルコール原酒」の裾野を広げた酒蔵さんとしての印象が強いですかね。
アルコール分13度と、原酒のお酒としては異例の数値の『賀茂金秀 特別純米13』が発売されて以降、低アルコール原酒というカテゴリーのお酒はみるみるうちに増えていきました。
ちゃんと味は乗せつつ、飲み口は軽く。間違いなく日本酒シーンに一石を投じた一本でしょう!
『賀茂金秀 純米吟醸 愛山』軽快な甘みと酸味。女性的なお酒だなぁという印象ですね!
話が少し脱線しました。『賀茂金秀 純米吟醸 愛山』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫県東条産 愛山 100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、オレンジ、クランベリー、ややヨーグルトのような控えめな香りがします。
味にボリュームのあるタイプのお酒ではなさそうです。派手に香るわけではないあたりは好感がもてますね。
口に含むと、ベリーを思わせるキュートでクリアーな甘みが小気味よく膨らんでいきます。
みずみずしさと品のいい柔らかさも持ち合わせていますね、あっ…これはなかなかいいかも?
30過ぎたオッサンがキュートなんてコメントするのは正直に言って失笑モノですが、本当にその表現がピッタリな気がするんですよね(笑)
火入れのお酒ではあるものの微量のガス感が残っているため、溌剌とした印象も受けます。
軽快で生き生きとした酸味がいいアクセント。甘酸をコンパクトに凝縮した女性的なお酒ですね。
こういう酒はまだまだ流行るだろうなという気がします。美味しいお酒でした。
それではまた。
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