しーたかの日本酒アーカイブ

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越乃寒梅 灑(さい) 純米吟醸 45年ぶりの新商品の味は?

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こんにちは、しーたかです。
 
先日、と言ってもけっこう前になってしまいましたが、越乃寒梅の新商品を飲んだのでレポートしますよー(^o^)
 
新潟県の『越乃寒梅 灑 純米吟醸』を紹介します。
 

新潟の銘酒『越乃寒梅』が45年ぶりの新商品をリリース!

あの『越乃寒梅』が新商品を出す、しかも45年ぶりに!
酒類業界と左党が色めき立つニュースが発表されたのは、2016年6月のこと。
 
『越乃寒梅』を聞いたことがないという方は、まさかいないでしょう。
『越乃寒梅』といえば、日本酒業界において新潟淡麗ブームを巻き起こすきっかけを作った、言わばエポックメーキングな地酒。
 
昔からの地酒ファンの方からは「昔の方が美味かった」「生産量を増やしてから味が落ちた」という声をよく聞きますが、実際のところ、どうなんでしょうか?
 
私自身は、昔の『越乃寒梅』の味なんて知らないので比較しようもありません。
しかし、これだけは言えるのは、『越乃寒梅』は今飲んでも十分美味いお酒だと思っています。
 
「昔の方が美味い」というのは、ノスタルジーを含んだ偏見が交じった評価なのではないかとすら思うのです。あの十四代も酒質を年々変化させているといいますし、酒の味は毎年変わっていくもの。今は今、昔と比べる意味なんてほとんどないんじゃないかなぁと、私個人は思っております。
 

『越乃寒梅 灑(さい) 純米吟醸』石本酒造の「現在」を映す酒

『越乃寒梅』は、新商品の発売や商品ラインナップの見直しなどがほとんどないことで有名です。
 
私が思い付く限りでは、2012年11月に『越乃寒梅 無垢』の規格が「特別純米」から「純米吟醸」に切り替わったぐらいでしょうか。
原料米である山田錦の精米歩合を、55%から50%に変更するマイナーチェンジがありました。
 
「改良」といえる変更を除いては、沈黙を貫いてきた『越乃寒梅』が満を持して新商品を発売するということで、私も楽しみにしていました。
 
これが新商品『越乃寒梅 灑(さい) 純米吟醸』です。
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ブルーのボトルに水色のラベルが涼しげですね。一瞬「夏の限定酒かな?」と思いましたが、季節限定というわけではなく、通年販売のレギュラー商品です。従来の『越乃寒梅』は黄色いラベルでお馴染みですが、それと比較すると、かなり思い切ったデザイン変更ですよね!(下記参考)
 
デザインを一新することで、今までの越乃寒梅とは違うということをアピールするとともに、若年層や女性の方に気軽に飲んでもらえるようなイメージの構築を図っているのかもしれません。
 
早速試飲してみましょう。
グラスを口元に近づけると、うっすらとバナナのような、控えめで柔らかい吟醸香がします。これはやはり越乃寒梅らしく、派手な香りはありません。
 
口に含むと、サラリとみずみずしい味わいがします。
「アレ?もしかして、いつもの越乃寒梅と変わらない?」と思うや否や、やや小振りな旨みが顔を覗かせます。ほんのりとした米の旨みのあとには、微量の酸味とほろ苦さがアクセントとなって、さっぱりとした余韻を演出してくれます。
 
『越乃寒梅 灑 純米吟醸』を実際に飲んでみて感じたのは「妙によだれが出る酒だなぁ」ということです。酒を飲むと何か食べたくなる。何かつまみながら飲んでも、料理の味を邪魔しない。いい食中酒の条件を満たしています。
 
正直に言うと、初めて飲んだときは、あまりの軽やかさとさりげない味わいに「あれ?こんなものか」と物足りなく思いました。それが日を改めて二度三度飲んでみると、飲み心地がよく、食事と合わせると抜群の相性を見せるのです。料理の味を下支えする寛容さもあり、余分な油はさっぱりと切ってくれます。おかげで食事も進み、酒も進む進む。
 
「あれ?こんなものか」から「あれ、結構イケる」に変わった瞬間です!
 
『灑』という字には「綺麗にさっぱりと洗い流す」という意味があるそうで、まさに「名は体を表す」を地で行く逸品でした。
 

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