しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

ソガペール・エ・フィス 「ヌメロシス」 ル・サケエロティックは、長野県・小布施ワイナリーが醸す遊び心溢れる一本

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こんにちは、しーたかです。

今回の日本酒は、長野の小布施ワイナリーから話題の一本!

ソガペール・エ・フィス 「ヌメロシス」 ル・サケエロティック(※日本酒です)f:id:sakearchive:20170212231457j:plain長い!長すぎるよ、名前が!これだけ長い横文字の商品名で、まさかの日本酒です。そして、まさかまさかの、ワイナリーが造っている日本酒です。

ご存じの方も多いと思いますが、小布施ワイナリーは長野県のワイナリーで、本業のワイン造りの傍ら、趣味の範囲で日本酒も製造しています。

春から夏にかけてブドウ畑に出て、秋はワインを醸造し、畑仕事の出来ない厳冬期は日本酒を造るというのです。これじゃ1年ぶっ通しで重労働やっているようなものです。常人には考えられない狂気の沙汰ですよ(笑)

日本酒造りは趣味の範囲といっても、なぜここまでやる必要があるのか…。まぁそのおかげで、私たち消費者は美味しいワインと日本酒を享受出来るのですから、難しいことは考えずにありがたく楽しませていただくことにしましょう。

【追記】後日、『ソガ・ペール・エ・フィス ル・サケ・エロティック』の1号酵母から6号酵母までテイスティングする機会がありました。あと『ル・サケ・ナチュレル 70 古典生酛』も飲みましたよー! 

sakearchive.hatenablog.jp

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さてさて、本編に戻ります。こちらが裏ラベル。f:id:sakearchive:20170212231615j:plain文字量ハンパないな(笑)活字嫌いな酒飲みは卒倒してしまうんじゃなかろうかと要らぬ心配をしてしまいます。「裏ラベルはライナーノーツ」と語る、俺たちの佐藤の『新政』を彷彿とさせますね…!

サケ・エロティックの気になるネーミングについての記述もあります。

辛い恋慕や狂おしい恋愛を経た大人の男女にしか解らない小布施のsakeの香味はオコチャマの大人に間違って飲まれる危険があるため刺戟的な名「Sake Erotique」にしました。

なんかこういう言い回し、どこかで見たことありますなー。新潟県の幻の酒『鄙願』の箱の中に入っている注意書きにも「この淡味は経験を積んだ酒徒でしかわからないものであり、若輩者が飲んでもその真価はわからないだろう」といった趣旨のことが書いてあります。(『鄙願』の注意書きは、食のライターである鉢山亭虎魚氏が書いたものです)

はぁー耳が痛いですね。

いつまで経ってもオトナになれない私に、このお酒の良さがわかるとは思えませんが、買ってしまったものは仕方ないので飲んでみましょう(笑)

立ち香はいたってクリーン。搾ったばかりのフレッシュさも相まってピンとした香りですね。

口に含むと、軽快な飲み口とは裏腹に、想像していたよりしっかりしたボディ。クリームっぽさとヨーグルトのような生き生きとした酸が、いい。生酛造りらしいクラシカルな飲みごたえを持たせつつも、後味はスマート。いや~いいね、このお酒は。細マッチョって言葉がぴったりくる感じでしょうか。

趣味の次元でここまでハイクオリティーな日本酒を造れるなら、もういっそワイナリーやめて酒蔵一本でやってくれー!!!って思っちゃいますけど、本業はワイナリーなんですよね…あぁ本当にもったいない。

そういえば家のワインセラーに、小布施ワイナリーのワインが眠っているので、機会があればワインの方も紹介してみようかと思います。ま、気が向いたらですけどね。日本酒以外にもいろいろな酒の記事を書きたいのですが、本末転倒になってはいけないので、趣味的な範囲でとどめないと、です。

それではまた。

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