しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

新潟淡麗にいがた酒の陣2016開催記念!!個人的オススメ新潟の日本酒18選!!

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こんにちは、しーたかです。
 
3月はあのイベントがやってくる~~!!

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2016年も『新潟淡麗にいがた酒の陣』が開催されますよォ~~!!!!
毎回泥酔者続出のモンスターイベントが今年もやってきます(笑)

新潟淡麗にいがた酒の陣とは?

にいがた酒の陣を知らない方もいると思いますので、

新潟淡麗 にいがた酒の陣とは|新潟淡麗 にいがた酒の陣2016より引用します。

「新潟淡麗 にいがた酒の陣」は新潟県酒造組合の50周年を記念して、2004年に第1回が開催されました。モデルとなったのが、ドイツのミュンヘンで1810年から開催されている伝統的なビールの祭典「オクトーバーフェスト」です。その土地を大切にし、県外及び国外から来た人たちと共に、地元の食と地酒を楽しむことがコンセプトです。
「新潟淡麗 にいがた酒の陣」も回を重ねるごとに来場者が増え、2014年は2日間で約10万人の方に「にいがた酒の陣」を楽しんでいただきました。来場いただきました方には約90の酒蔵の地酒500種類以上を新潟の多彩な料理とともに味わっていただけます。
さらに多彩なステージイベントをはじめ、日本酒セミナーなど“新潟流”の個性あふれる祭典にとなっております。 

日本酒イベントとしては全国最大級でしょう!
ちなみに2015年度のにいがた酒の陣は2日間で119975人が来場したそうです。バケモノかよ…!

いつでもアル中患者を運べるように、救急車が何台か会場で待機しているという用意のよさね。
今回はわたしも参加したかったんですけど、都合が合わず見送ることにしました。くやしいくやしい!

 

そんなわけで新潟淡麗にいがた酒の陣2016開催記念として、しーたか的オススメ新潟の地酒を18種(蔵)をまとめてみることにします。

 

今回は、久保田、八海山、菊水、緑川などの超々有名銘柄はあえて外させていただきました。
今回の記事を書くにあたって、新潟の日本酒のまとめとかいろいろ読んでみました。
しかしまぁ~どこも同じ酒しか紹介してないんですよね。
「わかったわかった」ってなっちゃう。同じような情報ばかりじゃ面白くないですし…。
久保田、八海山等のあまりに有名な銘柄は殿堂入りということにして、違う新潟の酒を紹介していきます。
これからにいがた酒の陣に足を運ぶ方や、新潟の日本酒をもっと知りたいという方の参考になれば幸いです。 

1 大洋盛(たいようさかり)・大洋酒造

 

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新潟県村上市の日本酒です。『北翔』というブランドでも有名な蔵です。
村上の日本酒というと、全国的には『〆張鶴』の方が有名かもしれませんが、『大洋盛』もひけをとらない味わい。いわゆる「新潟淡麗」を地で行くすっきりした味わいにファンも多いです。

PB商品になってしまいますが、新潟の酒屋さんである酒・ほしのさんで販売されている『鄙願』は是非是非飲んでもらいたい。心が澄みわたるような至高の大吟醸です。『 鄙願』、新潟酒ファンならマストですよー!!

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2 村祐(むらゆう)・村祐酒造

 

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(画像は http://www.sake-chitose.com/cat31/ より引用)
はい、超人気酒です(笑)和三盆(高級な砂糖)をイメージした酒質設計で、甘口の酒として大人気ですね。生産量が少ないのでなかなか手に入らないのがネック、だがそこがいい!
村祐酒造さんは、原料米や精米歩合、使用酵母などのスペック開示を一切しないことでも有名です。トレーサビリティが重要視される昨今ですので批判も多いようですが、個人的にはそれもアリかなと思います。イヤなら飲まなきゃいいだけです。
村祐は、上記画像の常磐ラベルと、茜ラベル、紺瑠璃ラベルあたりがオススメ!
 

3 今代司(いまよつかさ)・今代司酒造

2006年から全量純米仕込みの蔵になりました。2015年には横浜DeNAベイスターズとコラボして、スパークリング清酒「しゃんぱん しらほし」を開発したことでも話題になりました。わたしも試しに飲んでみたら、ドライな味わいで大変美味しかったです。f:id:sakearchive:20161028142848j:image
【追記】今代司酒造さんへ酒蔵見学に行ってきました。気になる方はこちらの記事をどうぞ!

sakearchive.hatenablog.jp

今代司は天然水仕込み純米酒がリーズナブルでオススメ。みずみずしくサラっとしているようで、穏やかな米の旨みがあります。
贈答用なら『錦鯉』がいいでしょう。クールなデザインで中身もヨシ。外国人の方にプレゼントすると、大変喜んでもらえるのではないでしょうか! 
 

4 鶴の友(つるのとも)・樋木酒造

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新潟清酒ファンのなかでは有名な『鶴の友』。「超」がつくほど地元志向の蔵です。新潟の酒が県外に多く出荷されるようになっている現況に「それでは地酒ではない」と樋木酒造の社長は考えているそうな。ゆえに生産量のほとんどは新潟県内で消費されています。
わたしのオススメは『鶴の友 純米酒』出汁のような米の旨味と後味のサラっとした感じが非常に美味しいです。

【追記】2016年に開催された関東信越国税局主催、第87回酒類鑑評会で『鶴の友』が吟醸酒部門の最優秀賞に選ばれました!
最優秀賞は新潟・樋木酒造「鶴の友」!関東信越国税局が主催する「第87回酒類鑑評会」結果発表 - SAKETIMES

5 加茂錦 荷札酒(かもにしき にふだしゅ) 加茂錦酒造

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全国的にはまだまだ無名ですが、一部の日本酒ファンから注目を集めています。2015年10月開催の「若手の夜明け」では新商品の『荷札酒』をひっさげて好評を博しました。ほんのり甘くさわやかな酒質が素晴らしい!キレイな味わいなのに垢抜けすぎないところも好感がもてます。新潟淡麗のダークホースといって差し支えないと思います!
 

6 夏子物語(なつこものがたり) 久須美酒造

f:id:sakearchive:20200423183420j:image「飲み手に正直」をモットーに厳格な品質管理を行う蔵。マンガ・夏子の酒のモデルとなったことで有名。幻の米「亀の尾」を1500粒の種籾から復活させ造られた『亀の翁 純米大吟醸』は絶品!
久須美酒造さんは『夏子物語 純米吟醸 生貯蔵』が個人的にオススメ。清らかな酒質で、まぶたを閉じると新潟の雪景色が見えてくるようです

7 あべ(阿部)・阿部酒造

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近年注目されはじめている柏崎の阿部酒造!生産量は50石前後(※記事執筆当時です。最近はもう少し増えているはず)と新潟でも最小規模の造りですが、その分、手間隙を惜しまない酒造りで首都圏でも人気急上昇中です。
H27BYから次期6代目蔵元の阿部裕太さんが醸造責任者となり、若き力で盛り上げていきます。全体的なお酒の味わいとしては甘味と綺麗な酸を打ち出す方向でシフトしています!毎年進化する酒造りから目が離せません!

8 松乃井 松乃井酒造場

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新潟十日町の雄。新潟淡麗シーンの最右翼かもしれません。平成22~24年と平成26~27年の全国新酒鑑評会で金賞を連続で受賞しています。酒造りに一切の妥協をしない姿勢が酒質に表れています。

『松乃井 吟醸 越淡麗』は私の激推し銘柄!!上品でフルーティーかつ炊きたてのお米のような香りにほんのりとした旨味があり、そのくせ気持ちいいくらいスパッとキレます。ブラインドで飲み比べしたら十四代に勝るんじゃないか?と個人的に思っております。 

9 鶴齢(かくれい) 青木酒造

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全国的にファンが多い『鶴齢』!フルーティーでコクがあって綺麗な酸味があります。「新潟淡麗?何それおいしいの?」といわんばかりの濃醇な酒質がいい!
鶴齢はいろんな種類のお酒がありますが、どの酒を飲んでも根底に鶴齢らしい香りがあるんですよね~。クオリティが安定しているので安心して飲めます、これ大事!

10 たかちよ 高千代酒造

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南魚沼・巻機の麓の豪雪地帯に蔵を構える高千代酒造。全量自社精米にこだわりがあり、扁平精米も一部の商品で導入しています。
高千代酒造は酒の種類が多いんですよね~引き出し豊富です!
辛口ながらも米の旨味となめらかさが際立つ『巻機』、辛くてパッとキレる漢字の方の『高千代』、
そして、甘くてジューシーな、ひらがなの『たかちよ』が個人的にはオススメです。『たかちよ』シリーズは果物の甘味をイメージして造られているそうです!
その他に『兼続』や『天地人』という銘柄もあります。
【追記】最近は横文字の『Takachiyo 59』シリーズもリリースされました。杜氏さんが醸してみたいと思った全国の酒米を使って、協会1801号酵母で仕込むお酒です。私しーたかも愛山森のくまさんをいただきました(^-^)

sakearchive.hatenablog.jp

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11 苗場山(なえばさん)・苗場酒造

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(画像は http://www.naebasan.com/sp/ より引用)
津南町で苗場山の伏流水を仕込み水に酒を醸す蔵。苗場山は新潟では王道の淡麗辛口スタイル。
正直地味なイメージはありますが、妙に舌に馴染む味わいで飲んでると落ち着きます。これがいいんだこれが!純米酒や純米吟醸あたりが手頃なお値段でいい感じです。
 

12 吟田川(ちびたがわ)・代々菊酒造

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(画像は http://www.masuisaketen.com/?pid=22213490 から引用)
『吟田川』、これ初見で読める人いるんだろうか?名前の由来は山の中腹に涌き出る「吟田川」の湧き水からきている。「つめたいみず」が訛って「ちびたがわ」に変化したらしい。
味はというと、新潟上越地方独特の淡麗旨口といった味わいだ。米の甘みうま味を感じつつもさらっとキレる、なんともいいとこ取りな酒質。ずるいなぁ。こーゆう酒僕は好きです。
『吟田川』は看板商品の純米吟醸がオススメ!淡麗旨口、これ重要なキーワード。
 

13 越の白鳥(こしのはくちょう)&山間(やんま)・新潟第一酒造

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上越の人気者『越の白鳥』&『山間』!両銘柄とも、独特の香りで飲みやすいのに飲みごたえもあるハイブリッドな味わいです。

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特に『山間』シリーズは都内でかなり人気のようで、これ以上人気になってしまうと本気で困ります…。

【追記】当ブログでは『越の白鳥』の季節商品をレビューしました。問答無用のアルコール度数の高さ!ガツンと酔いたいときはこれに限ります(笑)

sakearchive.hatenablog.jp

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14 君の井(きみのい)・君の井酒造

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(画像は https://craviton.com/sp/products/detail/39 より引用)
新潟清酒ファンにとっては超有名銘柄の『君の井』。
JR東日本の大人の休日倶楽部で吉永小百合さんが訪ねた蔵としても有名ですね。CM動画はこちらです。

https://youtu.be/_YWd1Tf24HY
君の井で是非飲んでもらいたいのは『越後の蔵秘伝 純米吟醸 山廃仕込』!穏やかなうま味が柔らかく広がりさらりとキレるソフト系山廃です。「山廃のお酒はちょっと…」という方にこそ飲んでもらいたいですね。蔵の特徴がよく出ててオススメです。
 

15 鮎正宗(あゆまさむね)・鮎正宗酒造

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新潟の軟水のよさを最大限に表現している蔵。『鮎正宗』の甘くなめらかな質感が好きだ。オススメは『鮎正宗 純米酒』。ひとくち飲んでいただければ、仕込みに使用している水のよさを感じてもらえると思う。日本酒においては水もテロワールの一部なのだと実感しました。水に感謝、米に感謝、人に感謝。いや~いい酒だ。
 

16 謙信(けんしん)・池田屋酒造

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新潟屈指の淡麗旨口タイプ。『謙信』の酒銘はもちろん上杉謙信からきています。武田信玄に塩を送った運送路である戦国街道沿いに蔵があることから命名したそうです。

『謙信』シリーズでオススメは特別純米の無濾過生原酒!果実味たっぷりな香りと旨味、そして後味のよいキレ。感涙テイストです!

sakearchive.hatenablog.jp

 

 

17 根知男山(ねちおとこやま)・渡辺酒造店

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全国地酒ファン大注目銘柄、根知男山。地元である根知谷の風土を表現するべく、蔵で必要な酒米のほとんどを自社で栽培するドメーヌスタイルをとっています。

根知男山は純米吟醸規格が一番オススメです。穏やかな吟醸香に親しみやすい米の旨味が溶け合うように口のなかでひろがります。
たまに勘違いされる方がいらっしゃいますが、北海道の『男山』とは別物です。男山とつく銘柄は全国にたくさんありますよ~!
 

18 至(いたる)・逸見酒造

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佐渡の隠れた銘酒・『至』!V6の坂本さんがテレビ番組内でオススメの日本酒として紹介したことで注目を集めました。

い品のいい香りと穏やかな旨味、そして新潟の酒らしいサラっとしたキレがGOOD!「上質な日常着」的な風合いがいいですよ~。
『至』については、以前当ブログでも紹介しましたので、よかったらこちらもどうぞ 

sakearchive.hatenablog.jp

 

 

紹介おわり!さていかがだったでしょうか?(まとめサイトでよく見かけるこのフレーズ、まさか自分が使うことになるとは思わなかった)

馴染みの日本酒も、聞いたことのない銘柄もあったかもしれません。なんであの酒が入ってないんだよ!!と思うことも多々あったかもしれません。「あの酒オススメ」だよってのがありましたらコメントやブコメ等で教えていただけると嬉しいです。

いや~ここまでまとめてみて、新潟の日本酒の奥深さをあらためて実感するばかりです。

それではまた!!

『にいがた酒の陣』のイベントレポートはこちら!新潟酒のパワーはハンパなかった…。

sakearchive.hatenablog.jp