こんにちは、しーたかです。
先日、普段訪れないエリアで酒屋さんを覗いていたところ、全く見聞きしたことがない銘柄を発見し、ついつい購入してしまいました。
それがコチラ『春鶯囀(しゅんのうてん) ひやおろし 純米酒』です。
山梨県南巨摩郡の萬屋醸造店のお酒です。ん~、まったくの初見の銘柄です。平仮名が振ってなかったらまず読めません(笑)
銘柄の由来ですが、以前に与謝野鉄幹・晶子夫妻と交流があったそうで、与謝野晶子が詠んだ「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」という詩から命名したそうです。大変にハイソな由来でございますね。
さらに調べてみると、こちらの酒蔵さんは日本名門酒会にも加盟しているではありませんか!
はて、今までなぜ知らなかったのだろうか。日本名門酒会のイベントにも何度か参加しているのに見落としていたのでしょうかねー。
いい機会ですのでじっくり楽しむことにいたしましょう。
『春鶯囀(しゅんのうてん) ひやおろし 純米酒』朗らかで優しい旨みで気持ちよく酔わせてくれます。なかなか包容力のあるお酒でしたよ。
『春鶯囀 ひやおろし 純米酒』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
精米歩合 | 63% |
アルコール分 | 15度以上16度未満 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、バナナのような香りと微かにアルコール感のあるややツンとしたニュアンスを感じます。
口に含むと、ミディアムボディの柔らかい旨みが滑らかに舌に乗ってきます。
味のラインの起伏が非常になだらかで「素朴な味わい」という言葉がこれほどぴったりくるお酒もそうないのでは?
地味ですがなかなかイケますね。得てしてこういう酒はもっさりしがちなものですが、嫌味なく優しくキレていきます。
酒を飲んでいるという行為すら忘れるぐらい自然に進みます。温もりを感じるリラクシングな酒だなぁ。
そんなわけで今回いただいた『春鶯囀 ひやおろし 純米酒』、ゆるゆると飲める癒し系純米酒でした。
冷酒というよりは常温かお燗で飲むのがよさそうですね。朗らかでほっこりとした旨みが、あたかもお爺さんと縁側で日向ぼっこしているような気分にさせてくれます。
そしてこのお酒、恐ろしくコスパがいいんですよね。たしか四合瓶で税込1000円程度だったような…?
何げなく手に取ったお酒が思わぬ掘り出し物でした。今度はレギュラー商品も試してみようと思います。
それではまた。
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