しーたかの日本酒アーカイブ

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【後編だよ!日本酒イベントレポート】第18回若手の夜明け2016@ベルサール渋谷ガーデン~次世代ジャパン SHIBUYAにトライ!に行ってきました後編

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こんにちは、しーたかです。今回も前回に引き続き、渋谷で行われた日本酒イベント、第18回若手の夜明け2016後半の模様をお伝えしたいと思います! 

後半は酔いが回ってきたせいで、写真撮るのをほとんど忘れてしまいました…(笑)酒イベントあるあるですね

 「若手の夜明けってなんだ!?」という方は前編から読んでいただけると幸いです。前編はこちら↓

 

sakearchive.hatenablog.jp

後半1発目は群馬の『町田酒造』!

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たまに勘違いされている方がいらっしゃいますが、東京都の町田市で造られているわけではありません。
ブースに立ち寄ると、ちょうど蔵元さんがマイクをもってお酒の紹介をしているところでした!ところで、胸に差している黄色い花はどうしたのだろうか?(笑)f:id:sakearchive:20160325160217j:image町田酒造は直汲みのお酒が人気ですね。フレッシュかつジューシーで舌に残るピリピリした余韻が最高!

f:id:sakearchive:20160325160333j:image米違いで雄町、美山錦、山田錦、五百万石のラインナップ。美山錦と五百万石は四号瓶(720ml入り)で税込1500円未満ですので、かなりコスパよいですね。見つけたら即買いしてよいと思います。

つぎは茨城の『結(ゆい)』ブースへ

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 結は赤磐雄町と備前雄町が美味でした!
茨城の結といえば、味わいもさることながら、女性の方が杜氏を務めていることで有名ですね。女性が蔵に入るというのは、今では珍しくありませんが、昔は酒造りの現場は女人禁制とされていたそうです。なんでも、女人を蔵に入れると、酒の神様である松尾様が嫉妬されるから、だそうです。
 
SAKETIMESで結の記事を見つけましたので載せておきます。

jp.sake-times.com 

続いて神奈川の『松みどり』へ

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松みどりブースで写真を撮りそこねたため、仕込み水の画像を使いました(笑)
河津桜酵母を使用した『松美酉 特別純米酒 亮 生原酒』がなかなか面白い味でした!
松みどりは全国的な知名度はまだまだ低いですが、近い将来、神奈川を代表する酒になりそうな雰囲気があります。

【追記】『松みどり』の中澤酒造さんへ酒蔵見学に行ってきました!ぜひこちらの記事もご覧ください↓

sakearchive.hatenablog.jp

 

宮城県の乾坤一(けんこんいち)へ


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『乾坤一』は米の旨みを引き出した外連味のない味わいのお酒が多く、私個人としては非常に好感をもっています。
復活米『愛国』を使ったお酒を発見したのでお燗でいただくことに!愛国米を使用したお酒は、静岡の白隠正宗のブースにもありましたね。
うーん、旨い!シャープな味わいが際立った白隠正宗の愛国と比べると、乾坤一の愛国は穏やかで柔和な表情を見せるお酒でした。
他には『HEAVEN&EARTH』というお酒がありました。名前の由来を訪ねると、乾坤一の『乾坤』は『天と地』という意味があって、そこから来ているとのこと。勉強になりましたー!

福島の山の井ブース

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これまた酔っぱらっていたため、ボトルの写真はなし!(笑)
山の井かなりよかったですよ!主張しすぎない優しい香りとさりげない旨み、軽めの味わいですいすい飲めちゃいます。エレガント系ですね。宮城県の乾坤一(けんこんいち)へ
こういうイベントでは、えてして個性の強いタイプの酒が目立つもの。繊細でエレガントな造りの日本酒は埋もれやすい傾向にありますが、山の井ほど美味い酒なら心に残るものなんだなぁと妙に感心しました。
ワインで言うとブルゴーニュのシャンボールミュジニー、ビールで言うとウィートエール、焼酎で言うと鳥飼。なんとなくニュアンスが伝われば幸いです。

宮城県・萩の鶴(はぎのつる)日輪田(ひわた)ブース

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この蔵は「いいものを少しだけ造る」「上質な普段着のような酒」をモットーとしているそうです。
10月1日のメガネの日に、メガネ専用日本酒を発売したことでも話題になりました。メガネも普段着の一部ですから!!

a.excite.co.jp

日輪田の山廃純米のお燗がおいしかったです!派手すぎない旨みと酸味の絶妙なバランス。通好みの味わい!

秋田の一白水成(いっぱくすいせい)ブース

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最近、大人気の一白水成!フルーティーかつ膨らみのあるジューシーな味わいでブイブイいわせております。かなり遅い時間にきたため、全国鑑評会出品酒は売り切れになっていました。
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ラインナップの中でまだ飲んだことがない『一白水成 愛山 生酒』を試飲。「ひゃー~一白水成で愛山ですよ?これはさぞかし美味いだろう!」
期待して飲みましたが、結果から言うとこれは凡作のような気がします…。何も言わなかったが、一緒に飲んだ友人も同じような顔をしていました。
香りもよく、口に含むと愛山らしいたっぷりした甘みと旨みがあります。途中までは美味しいと思っていたのですが、後味がもっさりとしていて、非常にキレが悪い。
何故かドラゴンボールのワンシーンを連想した。
セル戦でトランクスがスーパーサイヤ人の壁を越えようと試みたシーン。筋肉モリモリになるも、その分スピードが殺されてしまい、セルにボコボコにされるトランクス…。
ここまでボロクソに書いておいてなんだが、これはたぶん何かの間違いなんだろう。私のコンディションが悪かったのか、もしくは温度によるものか。機会があれば別の場所で飲んでみたいです。

和歌山の紀土-KID-ブース

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若手の夜明けの仕掛け役である平和酒造さんのブースに来ました!紀土ブースは、若い蔵人さん達が威勢よく酒を振る舞っていて好感がもてます。
酒銘の由来をパンフレットから引用します。

紀州の風土をテーマにし「紀」と「土」をという文字をとり、また若い蔵人達と共に日本酒文化を育てていきたいというイメージから名前を「紀土 KID」とつけました。
和歌山の水の持つ綺麗で柔らかい味わいを表現しています。

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紀土ブースでは、純米大吟醸のShibata's be fresh(紀土では珍しい生原酒タイプ)やあがらの田で育てたシリーズの純米酒をいただきました。「あがら」とは「私達」という意味です。「ワシが育てた!!」ではありません。

若手の夜明け第2部閉会へ。雑感。

楽しかった試飲の時間はあっという間に過ぎ、お開きの時間に。
30蔵のブースがありましたが、1時間半の時間内では当然全部をまわれるわけもなく、10蔵ぐらいは行き損ねました。まぁ予定の範囲ですね。
まんべんなく全てのブースを回ろうとするよりは、何かテーマを決めて臨む方がよろしいかと思います。
あと今回、冩樂(しゃらく)で有名な福島の宮泉銘醸さんが不在だったのが少し残念。若手の夜明けにはいつも出展していたと思うのですがどうしたのだろう…。次回開催ではぜひ試飲してお話を聞いてみたいところです。
 
それではまた!
 
2016年はこんな日本酒イベントにも参加しました!ぜひこちらもご覧ください↓

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