しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

神奈川県『残草蓬莱(ざるそうほうらい) 純米吟醸 槽場直詰生原酒 QUEEEN クィィーン』体に負担の少ない低アルながらメリハリの効いた味わいで飲みごたえ○

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こんにちは、しーたかです。

そういえば最近、私の地元・神奈川のお酒を紹介していなかったな、とふと思い出しました。

ウマイ酒は全国各地にありますが、故郷の酒はオンリーワン。そんなことを思い出させてくれるのは漫画ワンピースのあるひとコマ。

シャンクスが白ひげへの手土産に、自らの故郷である西の海(ウエスト・ブルー)の酒を差し出すシーンです。

「"西の海"(ウエストブルー)の酒だな…あまり上等じゃねェだろ」と怪訝そうな顔をする白ひげに対して、「世界中の海を回ったが…肌にしみた水から作った酒を越えるものはない」「おれの故郷の酒だ 飲んでくれ!!」と屈託のない笑顔で返すシャンクス。

このシャンクスのセリフかっこよすぎませんか!?故郷の酒を愛せる人間はかっこいいですね。私もそういう酒飲みになりたいなと思ってしまう隠れた名シーンですね。

 

というわけで今回ご紹介するのは『残草蓬莱 純米吟醸 槽場直詰生原酒 QUEEEN クィィーン』神奈川県愛甲郡の大矢孝酒造のお酒です。f:id:sakearchive:20170709172344j:image

地酒フリークの皆様には釈迦に説法ですが『残草蓬莱』と書いて『ざるそうほうらい』と読みます。昔、蔵の周辺部は『残草(ざるそう)』という名前の地域だったそうで、いかにもレペゼン地元なネーミングがニクいですね。

『残草蓬莱』と並ぶもうひとつのブランド『昇龍蓬莱』という銘柄も有名で、こちらは常温や燗で飲むのがコンセプト。

一応『残草蓬莱』が地元向けブランドで『昇龍蓬莱』が全国向けブランドということになっていますが、近年は『残草蓬莱』も全国各地の有力酒販店で取り扱われるようになり、神奈川の地酒としてはかなり高い知名度を誇るようになりました。

近年勢いのある『残草蓬莱』『昇龍蓬莱』ブランドを支えてきたのは蔵元の大矢俊介氏と、大矢氏の同級生でもある杜氏の菊地譲氏。蔵元の大矢氏も酒造りの現場に入り、この二人が中核となってブランドを成長させていきます。

順風満帆に見えた大矢孝酒造に転機が訪れたのは2016年。長年酒蔵を支えてきた菊地杜氏が退社し、H28BYの造りから茨城県水戸市の明利酒類に移籍することになってしまいました。

菊地杜氏の離脱に伴い、蔵元の大矢俊介氏が酒造りを引き継ぎ、新体制となってからの『残草蓬莱』『昇龍蓬莱』。杜氏が変わればやはり味の方にも影響は出てくるもので、こういう時には「前の方が美味かった」という批判は付き物なんですよね…。

味が変わるのは事実かもしれませんが、杜氏が交替して1年目から高いレベルを求めるのは酷というもの。酒飲みならゆっくり長い目で見ていきたいし、批判も大事だけどキラリと光るいいところを探して酒を愛でる気持ちも大切なんじゃないかなと思います。

新体制後初の『残草蓬莱 Queeen』お味はいかに?

そんなわけで応援の気持ちも込めて、新体制になって初の『残草蓬莱(ざるそうほうらい) 純米吟醸 槽場直詰生原酒 QUEEEN クィィーン』をいただきます。裏ラベルはコチラ。f:id:sakearchive:20170709172323j:imageアルコール分は12度。日本酒にしてはやや低めの設計。最近流行りの低アル原酒というカテゴリーですね。注目度は123%だそうです(笑)

香りは控えめですが、口に含むとみずみずしい甘み、そこそこ密度の高い凝縮感も感じられます。酸味は小気味良く、余韻は程よく伸びる印象。

菊地杜氏が在籍していた頃の『残草蓬莱 Queeen』を飲んでないので比較は出来ませんが、低アルコール原酒ということも踏まえれば上々の出来なんじゃないでしょうか。

欲を言えば、もう少し液体の純度というか焦点が定まってくるとさらに良いと思いますが、この辺は来年以降に期待ですね。

個人的には度数高い無濾過生原酒のようにピーキーでガツンとくる味わいも捨てがたいですが、体(というか肝臓)への負担を考えると、度数低めでそれなりの味わいを見せてくれる『残草蓬莱 Queeen』のような低アル原酒ってもっと評価されてもいいのでは?という気がしますね。

休日に昼酒するにもぴったりで、いろんなシチュエーションで気軽に飲みたい一本でした!

それではまた!

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