こんにちは、しーたかです。
今回は『十四代 純米大吟醸 白鶴錦 生詰』をいただきました。山形県村山市の高木酒造のお酒です。
日本酒ファン以外にも広く知れわたる入手困難銘柄『十四代』。
もちろんその気になれば買えないということはありませんが、定価で販売している特約店では、ポイント制ないし抽選、もしくは抱き合わで販売されており、購入までのハードルが高いのが現状です。
私も一番入手しやすい『十四代 本丸 秘伝玉返し』はちょくちょくやっているものの、『龍泉(りゅうせん)』や『双虹(そうこう)』などの上位酒は買えた試しがありません。
自分が普通に生活していて入手できるのは『十四代 極上諸白 純米大吟醸』ぐらいが天井ですかねー。
他にはタイミングよく『白雲去来(はくうんきょらい)』を購入出来たこともありましたが、ほとんど僥倖そのものでした。
個人で買うには限界もありますし、深追いしすぎると身も心も財布の中身も消耗しがち(笑)なので、自分のペースで楽しむのがよいのかなと思っています。
さて今回いただく『十四代 純米大吟醸 白鶴錦 生詰』は、2019年に新たにリリースされた新商品!
『白鶴』で有名な大手メーカー・白鶴酒造が独自に交配させた酒米『白鶴錦(はくつるにしき)』を使用した純米大吟醸酒です。
白鶴錦を使ったお酒といえば『十四代 純米吟醸 白鶴錦 生詰』が数年前から販売されていましたが、ここにきて純米大吟醸のリリースは意外でしたね。
そして、あまり期待されていないのか、同時期に出回っている吟撰よろしくどの酒屋さんでも余り気味だったように見受けられました…(笑)
定価は忘れましたが1升瓶で6000円以上だったかな?スペックが純米大吟醸ということもあり、やや高めな価格設定も敬遠やすい理由のひとつなんでしょうね。
『白鶴錦』については、裏ラベルを見るといろいろ書いてありまして、山田錦の母である山田穂と父の渡船を交配、選抜~栽培により誕生した品種とのことです。
『白鶴錦』について、ざっくりまとめると、
- 白鶴酒造が開発したオリジナルの品種
- 山田錦の弟分的なポジションにあたる酒米
ライトな日本酒ファンとしては、以上の2点だけ抑えておけば良いのかなという気がします。
現在『白鶴錦』は『十四代』以外にも『作』や『東洋美人』『くどき上手』『雨後の月』など名だたる人気銘柄にも使用されています。
独自に開発した酒米を、自社で独占せずに他の酒蔵さんにも分けるその心意気は、さすが業界のリーディングカンパニーの白鶴酒造だなぁと思いますね。
『十四代 純米大吟醸 白鶴錦 生詰』んん?ウマイのか、これ?普通によく出来た吟醸酒ぐらいのクオリティはありますが十四代としては…?
『十四代 純米大吟醸 白鶴錦 生詰』のその他スペックはこちら
原材料 | 米(国産)、米(国産米) |
原料米 | 兵庫県産 白鶴錦 100% |
精米歩合 | 45% |
アルコール分 | 15度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、桃や青リンゴ系の軽やかな吟醸香。『十四代』の中では香りはやや控えめな部類ですかね。
口に含むと、青リンゴやややセメダインを思わせる香りと、適度にボリュームのある果実の甘みが淡く膨らみます。
若干の蜜?シロップっぽさが伴ってくるあたりは、以前いただいた『十四代 極上諸白 純米大吟醸』にも感じられる要素ですね。このシロップ感が好きか嫌いかは人によりそうです。
ミルキーなヴェールに包まれながらも透明感があり、伸びやかな酒質が心地よい。あと、香りもそうでしたが、いつもの十四代よりやや軽快。繊細というよりは軽いという表現の方が適切かな?
アフターにかけて顔を覗かせる苦味はやや強め。若干のざらついたテクスチャーはノイジーでちょっと良くないですね。
そんなわけで今回いただいた『十四代 純米大吟醸 白鶴錦 生詰』、全体的には艶やかで軽快なニュアンスも感じられますが、若干嫌な苦味や粗さもあり、個人的にはリピート出来ないかなーというクオリティーでした。
抽象的な表現で恐縮ですが『十四代』にはワインで言うところの「フィネス」があると思っていたんですよね。でも今回のお酒に関しては卓越したレベルには達していないかなぁと。
何よりブラインドで飲んだら『十四代』だとは思わなそう…。自分は当てられる自信はないかな。
抱き合わせ・ポイント制・抽選を乗り越える入手難度も踏まえると、購入優先度は低めと言わざるを得ません。
ただ今回いただいたヴィンテージはリリース初年度なので百歩譲れば「まぁこんなものかなぁ」と納得できるかなと。
何年か経った後にまだ銘柄が続いていたらまた試してみたいと思います。
それではまた。
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