こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です
今回は『荒井屋 万国橋店』にやってきました。
馬車道駅から徒歩1分。まさに文明開花の地横浜らしいロケーションですね。
『荒井屋』と言えば『太田なわのれん』『じゃのめや』と並ぶ3大牛鍋店のひとつ、創業はなんと明治28年の超老舗です。全国的な知名度はわかりませんが、ハマっ子なら誰でも一度はお世話になるお店です。
明治時代以降に広まった欧米の食文化のなかでも、とりわけ肉食の文化は大きなインパクトがありました。
当時は「士農工商、老若男女、賢愚貧富おしなべて牛鍋食わねば開花不進奴(ひらけぬやつ)」なんて言われているぐらいですから、猫も杓子も牛鍋、牛鍋。空前の牛鍋ブームだったそうです。
そんな時代も過ぎ去り「牛鍋」という料理はマイナーなポジションに落ち着いたわけですが、今食べても、昔の記憶を辿るような懐かしさ、文明開化の高揚感を感じられるような気しますよ。
ブームが去って文化が残る。歴史はこの連続なのだね~。
『荒井屋 万国橋店』のランチは平日だと特にリーズナブル。牛鍋定食をいただきました。
暖簾をくぐり、長い廊下を抜けて店内へ。今回は平日のランチタイムでの訪問です。
お昼はこんなにリーズナブルな定食メニューもやっているのでありがたいです。
これでも年々じわじわ価格は上がっているんですけどね~。
今から20年程前、自分が小学生の頃は1000円にも満たない金額だったと記憶しています。牛柳川風定食を食べまくっていましたな。着物のお姉様がいそいそとご飯のお代わりを持ってきてくれたことを昨日のように思い出します。
平日おつとめランチの『牛鍋定食(1450円/税込)』をいただきました。
これこれ、これですよ。横浜市民にはDNAレベルでインプットされた煮えた甘い匂いがたまりません。蝶に見立てたさやえんどうも素敵ですね。
お味の方は関東風のすき焼きに近いイメージですかね。薄くスライスされた牛肉に品のいい甘さのつゆが染みてご飯が進む進む!
『太田なわのれん』の牛鍋の暴力的なウマさもいいですけど、『荒井屋』の牛鍋はスマートっていうんですかね。余計なものを加えない引き算の美学を感じます。
一口目は「ま、こんなものかな」って思うのですが、食べ進めていくにつれてふつふつと満足感が湧いてくるんですよ。
しじみの味噌汁も最高。しじみの味噌汁ってとんかつ屋で出てくるイメージがありますけど、牛鍋と合わせていただくのもいいものですね。
味噌汁とご飯はおかわり自由なのも嬉しい!牛鍋は白米がよく進みますからね。食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『荒井屋 万国橋店』、非常に満足感の高い食事でした。
ランチタイムとは言え、横浜を代表するグルメがリーズナブルにいただけるのは素晴らしいですね。
『荒井屋 万国橋店』のある海岸通り付近は、なかなか脚光を浴びづらいエリアではありましたが、最近は『アパホテルリゾート』の開業や市役所の移転、そして『ザ・タワー 横浜北仲』も完成間近と、いよいよ盛り上がってきそうな気配を感じます。
地元の方はもちろん、観光のお客さんにも召し上がっていただきたいんですよね。
横浜観光というと中華街を真っ先にイメージされるかと思いますが、牛鍋もウマイものですぞと!
それではまた。
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