こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『ARMONICO(アルモニコ)』へお邪魔しました。
東急東横線・代官山駅から徒歩4分。いったいここは何のお店なんだ？ともすれば飲食店であることにさえ気づかない不思議な外観ですよね。店名の『ARMONICO』はイタリア語でハーモニーの意。食べログのイタリアン百名店に選出された人気店です。
5組入ったら満席とかなり小規模の店舗ですが、スタッフは5名体制と厚めの陣容です。当然皿出しのテンポは◎。何がなんでも回転させる強い意志を感じます。
ドリンクのメニューはこちら。比較的高単価なお店の割にリーズナブルな値付けが嬉しいよねー。たっぷり飲みたい方は7種フルポーションのワインペアリングでじゃぶじゃぶ行ってもいいでしょう。
乾杯のシャンパンは『アンドレ・クルエ シルバー・ブリュット』。イタリアンでシャンパンかい！フランチャコルタでいいじゃん、とも思いましたがこれはこれで。
エレガントでシャープ、ひとことで言えば硬質なスタイルがすごく良い！アンドレ・クルエって初めて飲んだけどこんなに美味かったのね。すっかり気に入ってしまい次の日には地元のワインショップで購入してしまいました。1本5～6000円のボトルなら最強クラスじゃないですか？これ。
1品目は『完熟トマトのピュレとモッツァレラチーズのムース』。
カプレーゼをイメージした一品。真夏の皿らしく爽やかでいいですね。滑らかなムースとピュレに、上に乗っているバジルシードのプチプチした食感が対になっていいアクセントです。
2品目は『生ハムメロン』。
「メロンはともかく生ハムはどこ？」と一瞬狼狽するビジュアルですよね。なんと上のクリーム部分が生ハム部分だそうです。あっさりと淡い味のクリームですがたしかに言われみれば生ハムだ…。1品目同様に鉄板の組み合わせを再構築するアイデアと技量が素晴らしいですね。
『豊後水道の真蛸とンドゥイヤのトマト煮込み』。
鉄板の組み合わせである真蛸とトマトにンドゥイヤをアクセント。トマトのグルタミン酸と蛸のグリシン、ンドゥイヤのイノシン酸と、旨みが有機的に絡みつく。一見シンプルで理にかなった調理が光ります。
『豊後水道のイサキのソテー 紐茄子のソース』。
先ほどいただいた真蛸もそうですが、鮮魚はシェフの地元・大分の豊後水道から空輸しているそうです。パリッと塩の効いたイサキに淡い味付けの紐茄子のソースが映えますね。
パスタは『ストランゴッツィ 豊後水道 剣先イカとフルーツトマト』。
フルーツトマトの軽快な酸味と2種のチーズが光相性。ストランゴッツィは卵黄を使わないパスタだそうです。サラッと食べられるという意味でも夏向けの皿としては最適解でしょう。
『牛スジ肉とサフランのリゾット』。
見た目がすでに凶悪…！トマトで煮込んだ牛スジとサマートリュフの妖艶な香りがたまらないですね。なんとも形容しがたい「モゾッ…」とした食感は本場のリゾットのそれらしい。私は本場で食べたことがないので知りませんが。いやぁこれはいわゆる「うますぎる」問題の一歩手前の案件ですね。もう一口食べたいところではありますけど、これぐらいのボリュームでちょうどいいのかも。
メインの肉料理は『岩手県 漢方和牛 ランプ』。
コースの料金プラス1200円でチョイスしました。たっぷりとサシの入った媚びたテイストの黒毛和牛と違い、余分な脂のない直球ど真ん中の旨みが味蕾に叩きつけられるようです…！
デザートは『マンゴーのジェラートとパンナコッタ』。特筆すべきこともありませんが、きちんと手作りな味がします。
そうそう、小菓子の充実っぷりは見逃せないポイントでしょう。
時間の制約さえなければ、食後酒でも飲んでゆっくりしたいところでした。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『ARMONICO(アルモニコ)』、トータルの満足度が非常に高い実力派イタリアンでした。会計は2名でジャスト40000円程度。お酒もしっかり飲んだ割には「おーそんなもんで済んだか」という納得感。
オープンキッチンならではのライブ感のある雰囲気は食通の方にはたまらないのではないでしょうか。ゆっくり食事したい方は個室で、料理人の方とのお話も楽しみたい方はカウンター席を利用するといいでしょう。
それではまた。
関連ランキング：イタリアン | 代官山駅、恵比寿駅、中目黒駅
都内のオススメの飲食店をピックアップしました。こちらもぜひご覧ください↓
