こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『Bihotza(ビオッツァ)』にお邪魔しました。
関内駅、伊勢佐木長者町駅からともに徒歩5分圏内にあるスペイン・バスクの郷土料理のお店です。いい意味で関内らしくないお店ですよね。開店してまる6年ですか。さすがにコロナ禍では客足に翳りが見えるものの、コロナ以前は常連・リピーターがわんさと詰めかけた人気店です。今日はアラカルトでいただきます。
席料代わりのお通しはピンチョス、タパス的なアイテムの3種盛り。下から時計回りにトルティージャ、スペイン風ポテトサラダ、ヒルダの3種です。どれも旨いがトルティージャが特に秀逸。しっとりもっちりしたジャガイモに絶妙な半熟具合の玉子がねっとり絡みます。スペイン風ポテトサラダも今までに食べたことのない未知の味。ヒルダはバスクのバルでは定番のフィンガーフード。アンチョビとオリーブに青唐辛子のピクルスを添えたもの。400円のお通しとしてはこれ以上望みようもない陣容です。
『ズワイガニのチャングーロ』。
星付きレストランがひしめく美食の街サン・セバスティアンで生まれた郷土料理。説明書きでは「バスク風カニのオーブン焼き」とのことでしたが、実際は蟹の身を香味野菜の出汁で煮た料理のように見えました。見た目以上にたっぷりと甲羅に詰められているのが嬉しい。ケチケチせずバケットに乗せていただきましょう。
『バカラオ(塩鱈)のアホアリエロ』アホはニンニク、アリエロはロバの荷運び屋とかそういう意味だそうな。
パプリカ、ニンニク、玉ねぎを入れて煮込んだものです。ほろほろとした塩鱈の身に海老っぽい出汁が染みて旨い。
『カジョス(スペイン風モツ煮)』。
はい、そろそろお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、何も考えずにオーダーしたらほとんどの料理が赤いものだらけになってしまいました(笑)どれも似たような味かと思いきや、ところがどっこい巧妙に一皿ずつまったく別のテイストに作り込まれている。
ややとろみのついた煮汁にハチノスの触感がよく映えます。弾力を残しつつもつるりとした舌触りは値千金ですね。自分は食べ損ねましたがサルチチョンの切れ端も入っていたようです。○イゼリヤでも似たようなメニューを見かけましたが、この味を知ってしまったらもう戻れません。
メインは『小羊肉のチリンドロンソース』。
パプリカ、トマトで煮込んだものです。これまた問答無用の旨さ。2人で取り分けて十分満足なポーションで2000円はかなりお得、というかもっと取った方がいいのでは?とお店の心配をしてしまうレベルです。
食事は『小エビとイカのアロス・メロッソ』をいただきました。本国スペインではパエリアと双璧をなす米料理の代表格です。オジャと呼ばれる鉄鍋での登場。
リゾットのようなものですね。海老の出汁と芳醇なサフランの香りが悶絶級。
3~4人分は取り分けられるボリュームがあります。腹は?まだいけるか?無心でせっせといただきます。
せっかくなので本家の『バスクチーズケーキ』もいただきます。料理がウマければ自然とデザートまで注文してしまうものですよね。別腹マジックです。
文明堂のカステラチックな外見ですね。しっとり濃厚で抜かりないね。
興が乗ったので食後にシェリーもいただきます。
クリームのほど良い甘酸っぱさがチーズケーキとピタリとハマる。いい食事でした。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『Bihotza(ビオッツァ)』、関内でバスク料理が楽しめる貴重なお店でオススメです。
今回は2人でビール、ワイン等を8杯、上記の料理をいただいてお会計は17000円程度でした。横浜価格だよね~。都内で食べたら2万円台中盤ぐらいの支払いになることは間違いないクオリティーです。
バスク料理の枠に留まらず、スペイン料理のカテゴリーで見ても横浜屈指なのは間違いありませんね。
今度は名物の『イカの墨煮』も食べなくちゃな。宿題はあえて残しておきましょう。
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それではまた。
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