しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

青森県『田酒(でんしゅ) 純米吟醸 山廃』軽快で透き通るような味わいの山廃。『田酒』はモダンな味で勝負しても1級品ですね~。

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こんにちは、しーたかです。

今回は運良くいいお酒を仕入れることが出来ました。

それがコチラ『田酒(でんしゅ) 純米吟醸 山廃』です。f:id:sakearchive:20181022140746j:image
青森県青森市の西田酒造店のお酒です。

東北の雄『田酒』。巷では『十四代』や『飛露喜』『而今』と並ぶプレミア銘柄と言われておりますね。

当ブログでは今回で3回目の登場です。 直近でいただいたのは『田酒 純米吟醸 古城乃錦』でした。こうしてみると、最近の『田酒』はモダンでライトな味わいのお酒が増えてきているんですねー。

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今回も、例のごとく横浜君嶋屋で購入。

個人的に『田酒』はガツガツ熱心に追っているわけではなく、目についたときに購入するといった具合に、ゆるーくフォローしているのですが、最近は以前より購入しやすくなってきているなーという気がしています。

同じプレミア銘柄の『十四代』と比べると4合瓶のラインナップが豊富なのがいいですよね!

 

さて、今回いただく『田酒 純米吟醸 山廃』は2016年秋からリリースされた比較的新しい商品です。

従来の『田酒  特別純米酒 山廃仕込み』と『田酒 純米大吟醸 山廃仕込み』のちょうど中間的なスペックですね。

このお酒だけでなく、ここ数年の『田酒』は純米吟醸クラスのお酒を立て続けにリリースしています。

純米吟醸クラスのお酒は、現代の日本酒シーンを象徴するカテゴリーといっても過言ではありませんから、西田酒造店としてもそこを主戦場にするべく開拓を進めているように見受けられます。

『田酒 純米吟醸 山廃』山廃のイメージからは考えられないくらい軽やか。冷酒で飲んで美味しいタイプのお酒ですね。

『田酒 純米吟醸 山廃』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20181022140757j:image

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 華吹雪
精米歩合 50%
アルコール分 16度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、熟したバナナの芯の部分の香りがします。日本酒でここまでピンポイントな香りを感じるのは個人的には稀です…!

他には微かに青リンゴのようなニュアンスもありますね。香りを嗅いだ段階では、爽やかそうな酒質を予感させます。

口に含むと、微量のガス感とともにラムネや水飴のようなクリアでみずみずしい甘みが舌に乗ってきます。

飲んだ瞬間に思ったのは「えーこれが山廃なの!?」ということ。思わず叫んでしまうような信じられないライトさですね。山廃って言われなきゃ全然わからん…。でも美味い。

キンと冷やしていただくと、伸びやかで透き通るような味わいと後味の軽さが強調されます。

冷蔵庫から出して15分ぐらいが経過。温度が上がってくると舌を湿らすように爽やかな甘みが出てきますね。

ここでやっと山廃らしさというか、甘酸系のお酒だと気付かされました(笑)

そんなわけで今回いただいた『田酒 純米吟醸 山廃』、山廃とは思えないライトで清涼感のある味わいのお酒でした!

冷やして飲んでちょうどいい軽快な甘みと酸味のバランスが素晴らしいですね。緻密な酒質設計の賜物だなーと思います。

ぶっちゃけ、このお酒に関していえば、田酒の本来の土俵で取っている相撲ではないと思います。敢えて流行りのモダン路線に乗っかってみる。現在の日本酒マーケットでウケる酒を造ってみる。

流行のモダンなテイストのお酒はそれだけ競合も多いので、差別化が図りにくいところなんですけど、『田酒』はわざわ相手の土俵に上がった上で、違いをまざまざと見せつけているように感じました。

それではまた。

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