こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『箱根山 Premium(プレミアム)』をいただきました。
神奈川県足柄上郡の井上酒造のお酒です。
ネーミングからして神奈川県のお土産屋の必須アイテムな『箱根山』。県央ではよく見かけますよねー。以前紹介した『曽我の誉』もそうですけど、超がつく地産地消銘柄なイメージです。
実際、私の生活圏の酒屋さんではほぼ取り扱いがなく、自ずとノーチェックになっていましたね。外飲みでは何回か飲んだことはありますが、味はほとんど覚えてないですし(笑)
同蔵の『仙鳴郷(せんめいきょう)』は無濾過生が主体でやはりそれっぽい味わいですが、『箱根山』の方はけっこう地味目な感じかなーとその程度の記憶しかないわけですよ。
正直普段ならスルーしがちな銘柄。…なのですが今回購入したのは、Twitterで『天下錦』の福持酒造場の方にオススメしていただいたのがきっかけです。
神奈川でしたら「箱根山」も是非よろしくお願いします!造ってる湯浅杜氏と親しくさせて頂いているって理由だけですがw
— 天下錦(てんかにしき)福持酒造場 (@TenkaNishiki) 2020年5月11日
これを機に神奈川のお酒をきちっとやっておきたいなぁと思っていたので、これは乗るしかないでしょう!で、3時間後にスーパーでお酒コーナーを見ていたらあっさり遭遇(笑)ただちに購入した次第です。
で、今回購入した『箱根山 Premium(プレミアム)』は、いわゆる上撰や本醸造クラスのお酒です。4合瓶で900円ぐらいですかね?プレミアムなのになんて経済的なんだ!!
何がプレミアムなのかさっぱりわからないので、酒蔵さんのHPを覗いてみたのですが情報が全く載っていないんですよねー。
他の方のブログによると、10年ほど前から販売されているようです。これほどまで前情報なく飲める酒もなかなか久しぶりな気がしますね(笑)
『箱根山 Premium(プレミアム)』だらだら飲むのに最適なまったり旨酒。若干の田舎くささも含めて癖になる味わいです。
『箱根山 Premium(プレミアム)』の裏ラベルはこちら
一応スペック表も貼っておきます。すごい!情報少なすぎて2行で終わったのは当ブログでは初めてのことです!(笑)
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
アルコール分 | 15度以上16度未満 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、バナナや穀物を思わせる穏やかな香りがします。
冷やしてもいいんでしょうけど常温~燗がうまそうな香りですね。今回は常温でだらだらいってみましょうか。
口に含むと、炊きたてのご飯のような香り同時にまろやかな口当たりで旨みが膨らみます。
甘さというよりは軽い穀物感を伴ったマイルドでこっくりした旨みが特徴的ですね。と言ってもアル添のお酒の範囲での話でありますが。
後味には若干のアルコール感とじんわりとした苦味。酸は軽すぎず強すぎずな塩梅でゆっくりドライに抜けていきます。
全体的に素朴な味わいですね。飲んでいてホッとします。静岡県の『喜久酔』を神奈川ナイズドした感じっていうんですかね。
まぁ完成度の面で『喜久酔』と比べてしまうのは酷ではあります。でもね、まろやかな旨みと後味の軽さのバランスはけっこういい感じなんですよ。
若干の田舎くささはあれど、地元の酒と思うとなかなか愛着が湧いてくるものですよね。なんて思うと、実のところ完璧な美酒なんて求めてないんだなということに気づかされます…。旨い酒っていったいなんなんだろうな、考えれば考えるほど奥が深い日本酒の世界です。
そんなわけで今回いただいた『箱根山 Premium(プレミアム)』、低価格の晩酌酒としてなかなか手堅い味わいで好印象でした。
飲むきっかけをつくってくださった福持酒造場の方には感謝ですね!
この酒を買って以降、スーパーに寄った際に『箱根山』が置いてあるかどうか気にするようになったのですが、意外と扱っているお店が多いんですよね。
実は人気商品なのか?また見かけたら別のスペックも試してみようと思います。
それではまた。
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