こんにちは、しーたかです。
先日のエントリーでは、秋の酒『ひやおろし』について言及しました。
ひやおろしは秋の味覚。旬の走りということで、8月から酒販店や居酒屋でちょくちょくみかけるようになりました。
が、やはり個人的には「ひやおろしには早すぎる」といった気がします。都心はまだまだ最高気温30℃越えの日が続きますからね。
そんな感じで、もうしばらくは夏のお酒を楽しむとしよう!
今回は『早瀬浦 山廃純米酒 盛夏の搾りたて 生酒』をいただきます。
福井の地酒・『早瀬浦』は骨太な男酒だ
『早瀬浦』の特徴を一言でいえば、魚料理に合う男酒!
全体的にしっかりした味わいのお酒が多く、それでいてキレが抜群に良い。屈託のない海の男を連想させるような味わいです。
それもそのはずで、『早瀬浦』を醸す三宅彦右衛門酒造は、福井の漁師町である美浜町早瀬に蔵を構えています。
地図を見ると、かなり海に近いところで造ってるということがよくわかります。若狭湾と景勝地として知られる三方五湖(みかたごこ)が近くにありますね。地元で愛される地酒だけに、やはり地元の魚介類と合う造りをしているのでしょう。
仕込みに使われる水は、蔵内にある井戸水を使っています。井戸水はやや硬水で、お酒にするとしっかりした味わいになりやすいそうです。
『早瀬浦』は特定名称酒の比率が高く、こだわりを持って酒造りをしています。比較的、全国でよく知られている銘柄ではありますが、いかんせん造っている量が少ないので、なかなか首都圏の方ではお目にかかる機会が少ないのが残念なところ。
だからこそ、ありがたみがあって、一層旨く感じるというのもあるかもしれませんがね。
早瀬浦・盛夏の搾りたては、香りよし、味よしのいいとこ取りの旨酒
今回は夏期限定酒、『早瀬浦 山廃純米酒 盛夏の搾りたて 生酒』をいただきます。 いかにも濃くて旨そうなラベルですね!
先ほど、『早瀬浦』は特定名称の酒が多いのが特徴と言いましたが、山廃造りをしていることでも有名です。
『早瀬浦』の山廃は、私好みの味で、『早瀬浦』の特徴であるズバッと抉ってくるような酸味と旨味が、より強く出ています。
『早瀬浦』といったら山廃なんですよ!SAKETIMESのインタビューで、蔵人のムニッキ氏は、越の雫を使っていることが一番の特徴だとおっしゃっていますが、個人的に『早瀬浦』の魅力は「基本的に純米造りで、山廃仕込みもしている」という点にかなりのウェイトが占められていると思っています。
参考リンク↓
さて、『早瀬浦』の盛夏のしぼりたて、飲んでみましょう。
香りを嗅ぐと、かなり穏やかではありますが、うっすらメロンのような香りが感じられます。
口に含むと、一気にメロン感全開の含み香が広がります。
「ん、早瀬浦にしては結構香るな」と思った瞬間、荒波のような旨味が音を立てて迫ってきます…!
意外にも後味は、やや強めではありますが、綺麗な酸味で爽快なフィニッシュ。メロンのような香りと濃醇な味わいのわりに、飲み終わると不思議と爽やかな気持ちになれます。
これうまいなーー!!
「山廃はちょっと…」という方にも是非飲んでいただきたい。
来年も発売が楽しみな『早瀬浦 山廃純米酒 盛夏の搾りたて 生酒』でした。
それではまた。
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