こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『風の森 Come Again(カム・アゲイン)』をいただきました。
奈良県御所市の油長酒造のお酒です。
新型コロナウイルス流行による消費活動の低迷を受けて発売された予約限定の商品です。2020年5月頃から予約が始まり、6月の上旬から入荷した店舗から順に発売されていますね。
なんで『Come Again(カムアゲイン)』かというと、裏ラベルにネーミングの由来が記されています。
そのときが来たら。
お客様に日本酒のあるところに帰ってきて欲しい。
日本酒との出会いの場である、酒屋さんや飲食店さんに
何度も、何度も訪れて欲しい。という思いを込めて。
Come Again
我々(?)年中酒飲み勢は放っておいても酒屋や酒場に帰ってくるものですが、こんな熱いメッセージを見ると「よし行ったるか」という気にさせられますよね(笑)
で、今回の『風の森 Come Again』、スペックは一見、ド定番の『風の森 秋津穂657』かなと思いきや、若干変えてきているんですよ。 
スペック表も貼っておきます。
| 原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
| 原料米 | 奈良県宇陀産 秋津穂 100% |
| 精米歩合 | 60% |
| アルコール分 | 15度 |
原料米は、辻本博司さんが栽培した奈良県宇陀産秋津穂100%使用とのことです。
秋津穂自体は『風の森』でよく使われている酒米です。ただ、契約農家さんの名前まで表記されているのはけっこう珍しい印象です。精米歩合は60%と前述の定番スペックよりやや磨いています。
あと個人的にちょっと気になったのは、アルコール分ですよね。発売前のアルコール分は14度という触れ込みとは違って、実際の表記ではアルコール分15度でした。
発売前の情報からは低アルコールが多い『風の森 ALPHA』シリーズに近いのかなーと想像していたのですが、よくわからなくなってきました(笑)
それではいただいてみましょう。
なんの気なしに開けようとしたら、栓が軽く飛びました!噴きこぼれるほどではありませんが、なかなかガスが強いですね。
グラスに口を近づけると、洋梨やメロンを思わせる若めの香り。若干のセメダインらしいニュアンスもあり『風の森』らしい香りだなーと。
口に含むと、ラムネや水飴のようなみずみずしい甘みが膨らみます。舌に乗り切ってからの溌剌としたガス感によるコーティング、硬質なテクスチャー、そして酸味でカチッとはめてくる感じがたまんないですよねー。
キウイやグレープフルーツのようなシャープで綺麗な酸味が心地良いです。キラキラした酸味の裏では爽やかな苦味も感じられてややドライな印象を残します。
1週間程度はガスも比較的残った状態で楽しめるかなー。少し時間が経ってくると青リンゴ感のある風味も出てきます。
ガスが抜け切ったあとはお燗も○。温めると焼いたリンゴを思わせる風味や力強いコク、厚みのある酸味が出てきてこれはこれでオツなものです。でもやっぱり個人的には冷酒で飲んだ方が好みですかねー。
そんなわけで今回いただいた『風の森 Come Again(カムアゲイン)』、普段の『風の森』のテイストを堅持しつつ、一歩違う世界を見せてくれる素晴らしいお酒でした。
レギュラー商品の『風の森 秋津穂657』と地続きな味わいなのがいいですよね。それでいてやっぱりちょっと違うところもありますし。せっかくなら一緒に飲み比べればよかったかもしれませんね…。
飲みごたえの面で言えば、アルファシリーズが物足りない方には、ちょうどいいかもしれません。『風の森』の中で特別個性のあるタイプでないけどやっぱりウマイなーと。
名称は変わるでしょうけど、おそらく似たスペックのお酒は来年以降も発売されるのではと予想しています。予想というか希望ですけどねっ!
コロナウイルスはもうウンザリですが、このお酒はぜひ「Once Again」してほしいものです。
それではまた。
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