しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

山形県『くどき上手 純米大吟醸 山田穂44』をいただきました。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『くどき上手 純米大吟醸 山田穂44』をいただきました。f:id:sakearchive:20200929195847j:image
山形県鶴岡市の亀の井酒造のお酒です。

ド派手な香りと濃密な甘みが特徴の『くどき上手』、当ブログでは1年ぶりの登場です。

sakearchive.hatenablog.jp

『くどき上手』も以前はしょっちゅう飲んでいましたが、年々飲む機会が減ってくるものですね。

系統が近い銘柄で言えば『栄光富士』もそうですが、よく言えば華やか、悪く言えば鼻につくカプロン酸エチル全開の吟醸香は年を追うごとにキツくなってくるものですね。

このブログを始めた頃は花も恥じらう(!?)ピチピチの20代だった私も、加齢による味覚の変化に直面する年頃になってしまいました(笑)

とはいえ、たまにはこういう酒も飲みたいときだってありますし、それにド派手な吟醸香のお酒でも出来がよければスイスイ飲んでしまうのも事実なんですよね。

穏やかな香りの酒をチョイスするのと比べると、毎度丁半博打を強いられている感覚に陥りがちですが、カプ系の酒で美味しいのを見つけたときの高揚感は何ものにも代えがたくあります。射幸心が今日も酒へと駆り立てるー。

で、今回いただく『くどき上手 純米大吟醸 山田穂44』は、精米歩合44%まで磨いた山田穂を使用した1本です。

おそらく2020年からの新商品なんでしょう。山田穂を使ったお酒はくどき上手Jr.のホワイトがあるけど、このピンクのラベルはなかったもんね?

価格は忘れましたが4合瓶で2000円程度です。精米歩合5割を切る純米大吟醸でこのお値段はなかなかお買い得。『くどき上手』はスペックに対する価格のリーズナブルさが異常すぎです…! 

『くどき上手 純米大吟醸 山田穂44』取ってつけたような香りとアルコール感ですが、完成度は低くないというこのくどき上手マジックね(笑)4合瓶規格はこれからも定番化してほしいです。

『くどき上手 純米大吟醸 山田穂44』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200929195907j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 山田穂 100%使用
精米歩合 44%
アルコール分 16度以上17度未満

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、はっきりと艶感のあるリンゴの香り、うっすらとコンデンスミルクのような丸いニュアンスも感じられますね。

口に含むと、みずみずしくも密度のある甘みがたっぷりと膨らみます。見事なまでに期待通り、リンゴや桃、その辺りの果実味がありますね。

ミルク感が出てダレそうな雰囲気もありますが、キリッとしたアルコール感が全体の印象を引き締めて、ギリギリで土俵に踏みとどまらせます。酸から透けて浮いてくるような苦味は賛否がありそう。まぁこの手のお酒の宿命なんでしょう。

くどき上手のなかでは中の上ぐらいですかねー。もうちょっとやってくれそうな気もしますけど、価格を考えたら不満はまったくないですね。

個人的には3~4日経ってからの方が香りと味のバランスが取れて美味しく感じました。熟成を狙う酒質でもありませんし、早飲み推奨です。

わかりやすく美味しいお酒をサクッと飲みたいときは重宝しますね!

それではまた。

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