こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『酒場きんぼし』にやってきました。
(画像はhttps://www.hotpepper.jp/strJ001210225/より引用いたしました)
渋谷駅から徒歩10分。246沿いに道玄坂を登り切った先にある居酒屋です。かなりハンデのある立地に見えますが、コロナ禍でもぎっしり満席。おおむね上記画像に近い雰囲気で女子率は高めです！
店主は都内の人気居酒屋チェーン『ブラボー・ピープルズ』出身と聞いてなるほど納得。店の活気や一体感、そしてメニュー構成は『三十五段屋』や『しるべゑ』でお馴染みの楽コーポレーションに近い雰囲気も感じます。
「まずはこちらで胃を整えてください」と提供していただいたお通しはあきたこまちと野菜のすりながし。
単価低めの居酒屋なのにやっつけじゃない仕事が嬉しい。アタリはやや強めで一瞬ムム…？とも思いましたが、美味しくいただける範疇。他の料理もみたところ、完全に杞憂でした。
次は『肉豆腐(580円)』。
なんで真っ先にやってきたんだ、お前？提供できるものから先に出すシステムなので仕方ないですねー。盛ったらすぐ出せるもんね。でも薄味のおばんざいの前に出すのはマジでもったいないです。牛スジはプルプル、豆腐も染み染みでお味の方は上々です。
『おばんざい6種盛り(1380円)』
全体的に素材を活かす薄味で好印象。これだけで酒が進む進む。酒飲みに酒を飲ますのに味をしょっぱくする必要なんて全くないんだよね。
真ん中の松前漬けはお店の方のサービスです。浅く漬かった松前漬けもいいものですね。個人的にはカレー風味のたくあんが乗ったポテトサラダとひろっこ(あさつきの新芽)の土佐合えが気に入りました。
日本酒は6種程度。この日は『楽器正宗』と『にいだしぜんしゅ』をいただきました。
1合880円～1080円程度と穏当な価格がありがたい。爆弾低気圧の影響によるコンディション不良さえなければ全種飲んでいるところでした。
こちらは『刺身の全種盛り(1780円)』。
本日の鮮魚は全6種。手前から時計回りにツブ貝、水蛸、はがつお、鰤、メジナ、〆鯖です。刺身は鮮度重視、この値段にしてなかなかのものを用意してくれますね。
揚げ物は『蕗の薹と独活の天ぷら(780円)』をいただきます。
天ぷらを鯛味噌で食わせるんだ？へー！この鯛味噌が価千金。天ぷらの調味料としても、酒肴としても一級品です。これはテイクアウトで瓶詰めしてほしいぐらいですよ！
メニューを見てめちゃめちゃ気になっていた『寒鰤モッツァレラじゃがまんじゅう(1個390円)』。
字面だけ見てもあまり想像がつかず、出たとこ勝負で頼んでみました。じゃがいものまんじゅうの中にモッツァレラを詰めた揚げ出汁餡掛けのようなものですね。鰤は別添えなら納得。やや甘がちの餡が本来出会いそうもない食材を丸め込みます。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『酒場きんぼし』、渋谷界隈ではかなり使い勝手のいいお店なんじゃないでしょうか。
店員さんのフレンドリーな接客は馴れ馴れしすぎずいい塩梅。楽しんで働いているのが伝わると自然と客の方もノッてくるものです。
ちなみにこの日のお会計は2人で9400円。この内容で1万切っちゃうのかい…！大衆酒場として模範的だよなぁ。突出した一芸があるわけではないものの、総合的に満足度の高いお店です。渋谷に寄る際はまたお邪魔します。
それではまた。
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