こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『四季ごはん 晴れ間。』にやってきました。
代々木八幡駅から徒歩2分。富ヶ谷図書館の斜向かいにある和食のお店です。
福井県のお酒と食材を提供する店舗とくれば、冬は当然、越前蟹やセイコ蟹が主役を張ります。
私も都内でセイコ蟹を食べられる店はどこかなーと検索したところ、此方の店に当たり、ホイホイと予約してしまいました(笑)
セイコ蟹は漁期が短く、うっかりタイミングを逃すと「また来年」になってしまいますから、シーズンが始まったら真っ先に食べておきたいものです。
セイコ蟹を確実に食べたいなら予約がマスト!福井の魅力的な食材と、和食の型にはまらない多彩な料理のレパートリーが楽しいお店です。
今回は当日予約だったため、その日でも注文可能な「晴れ間。本日のゆうげ」コース(4900円)にプラス香箱蟹をいただくことにしました。
先付けは『ビーツのすりながし』。
紅く染まったすりながし、これは何だ!と思ったらあぁビーツですか。味としてはまったく驚きはないものの、素朴な味わいで良いと思います。コースの1品目は静かな始まり。
2品目は『牡蠣と生乗りの茶碗蒸し』。
器の淵がうっすらピンクに色づいて見えるのは金時草だったかなー?失念しました。生海苔の風味が茶碗蒸しによく合うし、牡蠣もそこに気持ちよく乗っかってくる。とろみのついた餡がいい繋ぎになってくれますね。鉄板の組み合わせだけに満足感は高い1品です。
こちらはコースとは別で注文した『セイコ蟹』。子持ちのズワイガニです。
2杯用意される手筈でしたが数が合わなかったようで1杯しか提供されませんでした。
隣に座っていたファミリーの奥様から「あらあら、こんなちっちゃい蟹を2人で分けあっちゃって可哀想だわーよっぽど貧乏なのね」という視線を送られました。はーマジ解せんね(笑)
クオリティーは中の上ってところでしょうか。個人的には外子より内子の方が好きです。これがあれば酒がいくらでも飲める!
せっかくなので日本酒もいただきます(最初から日本酒だったけど)!日本酒のメニューももちろんオール福井県。黒龍や梵といった有名どころから越前岬や白岳仙、白龍、真名鶴など通好みなセレクトです。
器も毎回変わってオシャレです。越前焼だったりするのかしら、聞いてみればよかったですね。
次は『ツバスのサラダ仕立て』。
福井県ではブリの幼魚を「ツバス」と呼びます。ブリは成長過程も含めて、全国各地でいろんな呼び名があっておもしろいですね。脂が少なく筋肉質な身が醤油ベースのドレッシングと良く合います。
揚げ物は『太刀魚と舞茸の天ぷら』。
2020年はこれでもかというぐらい太刀魚と縁のある年でした。今年の分は食べ納めたつもりが、まさかまた会うとはな!
「なんか若干冷めてない?」と連れの指摘。たしかに…まぁでも味は悪くない。特に舞茸は天然モノなだけあって美味しいですね。
メインは『粟麩の味噌グラタン』。
今回のコースはメインが選べるプリフィクス。迷いに迷ってグラタンを選んでみました。この日は本当に寒かったんですよ!
粟麩に銀杏やマッシュルーム、食感が楽しい仕掛け。濃厚で上品な味噌の風味がいい感じ。気がつけば日本酒も燗酒にシフトし、冷えきった身体もすっかりぽかぽかになりました。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『四季ごはん 晴れ間。』、遊び心のある料理と蟹が楽しめるお店でした。
今回は2名で飲み食いして16000円。セイコ蟹もたべてますからね!コストパフォーマンスは極めて良いと思います。実際、最近発表された2020年の東京版ミシュランでビブグルマンも獲得しています。おめでとうございますだねー。味の評価で言えばきわめて妥当なラインだと思います。
ただし、詳しい言及は避けますが、オペレーション不備のオンパレードだったのは本当にキツかった…。数え役満かよって。
おいおいしっかりしてくれー!と思った大きいミスは滞在中に3回。会計ミスとその後の対応がかなり不満でした。食事中も気になることが多すぎて全然落ち着かなかったもんね(笑)
それほど仲が深まっていない人とは利用を避けた方がいいと思います。良く言えば常連・リピーターに愛されているお店、悪く言えば常連・リピーターに甘えすぎなお店の印象を受けました。ベースがしっかりしている上でのアットホームさと全部後手後手でなぁなぁに対応するのはまるで違う次元の話なんでね。
代々木公園も徒歩圏。散歩帰りに寄るにはちょうどいいのかも。家や職場が近くて通いつめる覚悟がある方は行ってみると良いと思います。ハマる方はハマるお店でしょう。
それではまた。
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