しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

石川県『ゆうほのみどり 生酛純米 生酒』遊穂シリーズの初夏を彩る季節商品。屈託のない旨味と爽やかな酸が抜群のバランスを見せる良酒です。

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こんにちは、しーたかです。

ブログの更新をサボり気味な今日この頃。数ヵ月前に飲んだお酒のレビューも山積みになってしまいました…!

下書きに残っているすべての記事をアップするのは時間的に難しいので「これは」というものだけなるべく早めに書き上げていこうと思います。

やはり、自分の中で書きたい欲求がフレッシュなうちに仕上げないとダメですね(笑)

というわけで今回は『ゆうほのみどり 生酛純米 生酒』を紹介します。

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石川県羽咋市の御祖酒造のお酒です。地元の羽咋市がUFOで町おこしをしていることにちなんだ遊び心のあるネーミングの『遊穂』シリーズ。

今回の『ゆうほのみどり』は初夏の季節に出荷されるお酒ですね。

タイミングで言えば春限定酒の『花さかゆうほ 純米吟醸 生原酒 うすにごり』の次に出荷される季節商品です。

sakearchive.hatenablog.jp

「おり」がたっぷりで芳醇な『花さかゆうほ』と比べると、『ゆうほのみどり』は旨味と清涼感のある酸味に特徴があり、少し汗ばむような陽気の日に飲んで美味しいお酒に仕上がっています。

それにしても『遊穂』シリーズは季節商品がすこぶる美味いですよね!

季節の妙を捉えつつも自社の強みである朗らかな旨味と酸のバランスが素晴らしくて、素晴らしくて…。ワンシーズンに1度は必ず飲みたいなという気になるものです。

さて今回いただく『ゆうほのみどり 生酛純米 生酒』は、以前まで『ゆうほのゆうき』という名称で販売されていた商品です。

名称が変わったのには色々と理由があります。が!こちらの記事では言及するのは避けておこうと思います。

お酒の背後にあるストーリーも大事。しかし、パフォーマンスの良ささえ変わらないなら外野がああだこうだ言うのは野暮ってものかなってね。

『ゆうほのみどり 生酛純米 生酒』複雑な旨みと新緑を思わせる爽やかさがいい感じ!コストパフォーマンスも良好で言うことありません。毎年ブレがない安定感のあるお酒ですね。

『ゆうほのみどり 生酛純米 生酒』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20190524010631j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 長野県産 美山錦 100%
精米歩合 60%
日本酒度 +5.7
酸度 2.3
アルコール分 15度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、控えめに爽やかなメロンや柑橘系の香り。上っ面だけじゃない米の奥の奥から込み上げてくるようなニュアンスに思わずニヤつきますね(笑)

口に含むと、メロンと白ブドウの中間の香りをたたえつつ、ミディアム程度の米の旨みが膨らみます。

複雑な旨味とジューシーさもありますが、『遊穂』シリーズの中では比較的軽量級に感じますね。生酒ならではのみずみずしさと爽やかな酸味のおかげですかね。

もう一歩、味の押しがほしいかなとも思いましたが、このぐらいが飲み進めやすいちょうどいい案配かな?

日本酒だけでなく料理にも言えますが一口目から「旨すぎる」のって味としては濃すぎなんですよね。原酒でない加水したお酒の良さってこういうところにあるんじゃないかなって個人的には思います。

また毎年飲んで感心することですが、ヴィンテージによる味のブレがほぼ見当たらないのは安心感がありますね~。

今のところ7年ほど連続して飲んでいる中で「今年は微妙だな」って年が一切ないのは特筆すべきことですよ!

味わいもさることながら『遊穂』シリーズの安定感の高さは、横道杜氏をはじめ蔵人さん方の真摯で堅実な仕事ぶりの賜物なのではないでしょうか。

価格も比較的穏当といいますか、クオリティーに比してかなりリーズナブルだと思います。可能であれば通年飲みたいものですけどねー。

また来年を楽しみにさせていただきます。

それではまた。

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