しーたかの日本酒アーカイブ

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栃木県『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』SAKE COMPETITIONでも上位入賞の『望 bo:』シリーズの新酒をいただきます!

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こんにちは、しーたかです。

1月に入りましたが、まだまだ新酒ラッシュ!

今回は、栃木県のお酒『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』を紹介します。f:id:sakearchive:20180108115415j:image
こちらは栃木県芳賀郡益子町に蔵を構える外池酒造店のお酒です。地元では『燦爛(さんらん)』という銘柄で知られた酒蔵さんですね。

それにしても最近はこの『望』という銘柄、外飲みに行くとよく見かけるようになりましたね~。

『望』は2015年からスタートした特約店限定流通の新ブランド。ネーミングの由来やコンセプトは公式ページによると

「望は」、爪先立って遠くに目をやることで、嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド

望(bo:) 『益子の酒蔵』外池酒造 より引用

また、ルビの「bo:」(ぼう)は「buono(美味しい)」という意味にも

望(bo:) 『益子の酒蔵』外池酒造 より引用

とのことです。

確かな酒質を裏付けるように、2016年には「日本一美味しい市販酒を決める」コンテスト、SAKE COMPETITIONにおいて『望 bo: 純米吟醸 瓶燗火入』が純米吟醸部門で第2位に入賞し、一躍脚光を浴びました。

SAKE COMPETITIONでの高評価もあり、注目度はうなぎ登りの『望』。

有力地酒店でもこぞって扱われるようになり、今や「犬も歩けば望に当たる」人気っぷりです(笑)

日本酒ファンとしてはしっかりチェックしておかなければ…。ということで、横浜市鶴見区の遠州屋酒店で購入。家飲みでじっくり味わってみることにしました。

『望 bo: 初しぼり』は無濾過生原酒とは思えないトゲのない丸い味わいが秀逸!これは火入れも飲んでみたいですね…。

『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』の裏ラベルはこちら f:id:sakearchive:20180108115423j:image

スペック表も貼っておきましょう 

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 滋賀県産 玉栄 100%
精米歩合 55%
アルコール度数 16%

原料には滋賀県産の玉栄を使用。主に滋賀県や鳥取県で栽培されている西よりの酒米ですね。

『望 bo:』シリーズでは今回(29BY)が初リリースの玉栄。どんな味わいなのか楽しみです。

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、ブドウやバナナのような香り、比較的穏やかな吟醸香です。

口に含むとフレッシュながらに優美な甘み。無濾過の生原酒とは思えないほど実に丸い味わいに驚かされますね~…!

滑らかな甘みはピークに達すると、と酸が調和してジューシーに口の中で膨らみます。

透明感のある豊かな甘みはなだらかな傾斜を下るようにゆるりとキレていきます。

後味の微量の苦味と軽いアルコール感が絶妙なアクセントで、意外と飲み飽きしないところがポイント高いですね!

というわけで今回いただいた『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』、荒々しさを抑えて、最後の最後まで優等生的な味わいを演じきるスマートなニクい酒でした。

酒米の玉栄というと、辛口寄りの純米酒が多いイメージがありましたが、見事にイメージをひっくり返されましたねー。

玉栄でこんな味が出せるんだっていう新鮮な驚き。『望 bo:』マジック恐るべし!

今後も定期的に観測していきたいですねー。瓶燗火入れも気になります!

それではまた。

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