しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

秋田県『千代緑 R-5 純米吟醸 無加圧甕口 無濾過生原酒』

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こんにちは、しーたかです。

最近は日本酒の紹介が北信越のお酒に偏っていました。今回は『新政』の異端教祖株式会社以来となる秋田県の日本酒を紹介します。

それがコチラ『千代緑 R-5 純米吟醸 無加圧 甕口 無濾過生原酒』
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いい意味で日本酒らしくないオシャレなラベルデザインです。今回の『千代緑』は横浜市中区の『マルシェ・ディジュール』にて購入。こちらのお店はワインショップなのですが、日本酒もそれなりに揃っているので使い勝手がいいんですよね。

この『千代緑』という銘柄、初めて飲んだのは確か2年ほど前だったかな?
渋谷の日本酒バル『Sake Fun ぞっこん』でいただきました。ちょっとオシャレな所で日本酒を飲みたいという気分な時にピッタリなお店。まぁ私には少しオシャレすぎるのでこのところあまり足を運んでいないのですが…(笑)

www.hotpepper.jp

その日、スタッフの方のオススメでいただいたのが『千代緑 純米大吟醸 SP 無加圧甕口』。フルーティーな香りは品良く、生原酒らしい飲み応えとスラリとしたラインが素晴らしかったのを覚えています。その日の酒のラインナップの中でも一番印象的で「ほぉーこれはこれは」とこっそりメモを取っていたのを思い出しました。

『千代緑 R-5』R-5は秋田県の酵母の名前だそうです。

そんなわけで2年ぶりの『千代緑』。今回のお酒はいったいどんな味がするんでしょうね~!
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少しブランドの紹介をしますと、『千代緑』は秋田県大仙市の奥田酒造店で作られている商品。初代蔵元が新緑の季節に詠んだ「若葉映ゆる 四方の山々 千代緑」の句が銘柄の由来だそうです。

奥田酒造店では、2012年頃まで山内杜氏の方が酒造りをされてきたのですが、山内杜氏の方の引退に伴って、社長の奥田重徳氏が自ら製造責任者となってお酒を造りはじめました。いわゆる蔵元杜氏ってやつですね。

奥田酒造店のラインナップでは、蔵付きの酵母で仕込む『MS-3』シリーズが本丸のようですが、今回は『R-5』を購入。

『R-5』は酵母の名称が由来で、秋田県醸造試験場が分離した『こまち酵母R-5』というのが正式な名称です。

『無加圧甕口』は、圧力をかけずに醪を搾り、そのまま直に瓶に詰めます。瓶詰めは手作業とのことなので、相当な手間と時間がかかったお酒ということになりますね…!これは心していただきましょう。

では早速開栓します。栓を開けるとプシューとガスの抜ける音。私のような直汲み大好きマンにとっては幸せな音です(笑)

香りは中程度。リンゴの香りがメインに、あと洋梨のような淡い香りもします。なんとなく香りに硬さを感じますね。いや、硬さというのは悪い意味ではないですよ。このカチッとした香りは時間が経ってから本領を発揮しそうな雰囲気を感じます、あくまで予感ですが。

口に含むと、チリッとしたガス感とともに、明るいカラーのほろっとした甘みが飛び込んできます。
飲み下すと鼻に抜けるようなリンゴの香り。余韻は苦味というかエグみが少し気になります。個人的にはマイナス評価というわけではなく、個性の範疇といっていいでしょう。

最近飲んだ酒の中では、新潟県・高千代酒造の『Takachiyo 59 CHAPTER TWO』にわりと似ているかも?Takachiyoの方がトロピカル寄りな味わいですけど、味のボリュームとわかりやすさは近いものがあります。

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2年ぶりの『千代緑』美味しくいただきました!個人的には開栓2日目以降の方が好みでしたね。

『千代緑 R-5 純米吟醸 無加圧甕口 無濾過生原酒』なかなかいいお味でした。直汲み生原酒ならではのシャキっとしたジューシー感が楽しめます。

で、実はこのお酒、本領を発揮したのは開栓して2~3日経ってからのこと。開栓初日に感じた苦味やエグみは綺麗に抜けて、角が取れた味わいになりました。しかも時間が経ったにも関わらず、溌剌としたガス感は健在!こりゃいいですね。

というわけなので、これから飲む方は初日に飲みきらず、2日目以降に少し残しておくのがいいかもしれません。みなさんも機会があったらぜひ!

それではまた。

東北地方は美酒の宝庫!こちらの記事も見ていってください(^o^)

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