しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

福井県『花垣(はながき) 純米無濾過生原酒 60 第4弾 亀の尾』をいただきました。

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こんにちは、しーたかです。

今回は福井県から当ブログでは初登場となるお酒の紹介です。

それがコチラ『花垣(はながき) 純米無濾過生原酒 60 第4段 亀の尾』です。

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福井県大野市の酒蔵・南部酒造場のお酒です。福井県のお酒の中では『黒龍』『梵』に次ぐ知名度を誇る『花垣』。

個人的に3~4年ぐらい前にしょっちゅう飲む機会があった銘柄ですが、最近はだいぶご無沙汰になっていました。

福井県の日本酒というと、米の旨みを活かしつつもやや淡麗なタイプが多い印象ですが、こちらの『花垣』は比較的濃醇で味のある骨太タイプ!

熟成古酒の普及にも意欲的で、長期熟成酒研究会が主催する熟成古酒の試飲イベント『熟成古酒ルネッサンス』にも毎回出展しています。

2016年に参加した際は、仕込み水の一部の代わりに日本酒を使って仕込む貴醸酒(きじょうしゅ)というジャンルの年代モノや、大吟醸の10年古酒も出品していましたね。

『花垣』の濃醇な味わいは熟成を経ることでより本領を発揮するんだなぁ…ということを身をもって実感できたイベントでした。

sakearchive.hatenablog.jp

 今回いただく『花垣』は純米無濾過生原酒の米違いシリーズの第4弾・亀の尾バージョン!

だいたい春・夏・秋・冬と四季に対応するような形でリリースされるこちらのシリーズは、第1弾に越の雫、第2弾に九頭竜(以前は五百万石)、第3弾に山田錦、第4弾に亀の尾と続きます。

創業110周年を迎えた2012年に限定で発売したところ、大変好評だったため毎年リリースするようになったそうです。

そういえば発売した当初とはラベルのデザインや原料米も変わりましたね~。個人的には味の印象が一目でわかる昔のデザインの方が好きだったなぁ。

まぁ味さえよければラベルなんてどうでもいいですけどね。酒飲みは花より団子、ラベルより中身っていうじゃないですか?

『花垣 純米無濾過生原酒 60 第4弾 亀の尾』 トロピカルで濃醇な味わい。裏ラベルに書いてある通り、酸味が独特です!

『花垣 純米無濾過生原酒 60 第4弾 亀の尾』の裏ラベルはこちら
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スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 亀の尾 100%
精米歩合 60%
アルコール度数 18度

原料米には古代品種の『亀の尾』を100%使用。ラベルに記載はありませんが、酒屋さんいわく地元・大野市産の『亀の尾』だそうです。

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、微かに若々しいセルフィーユやサワークリームのような香り。また冷蔵庫内とはいえ3ヶ月以上放置していたこともあり、ややナッツのような熟成香も混じってきます。生酒なので香りの変化は早いのでしょうね。

口に含むとメロンやトロピカルな果実を思わせる含み香と力強い米の甘旨み。うーん濃醇。

これでもかというぐらいパワフルな味わいですが、舌に乗ったときの素朴な甘みが心地よく、意外と飲み疲れしなさそうな印象を受けました。個人的にはこの甘旨みにもうすこし凝縮感があったらなぁなんて思わなくもありません(笑)

後味はグレープフルーツやパイナップルをギュッと搾ったようなシャープな酸味でズバッとキレていきます。

苦味や渋味も感じさせますが、何せボディの厚みがハンパないのでなんの問題もナシ!というか、この手の酒は、強い酸味や多少の苦味がないと全体のバランスが取れないと思うんですよね。

そんなわけで今回いただいた『花垣 純米無濾過生原酒 60 第4弾 亀の尾』、トロピカルで厚みのあるボディ感とシャープな酸味が楽しめる1本でした!

同シリーズの第1弾~第3弾と比較すると、より米の旨味がしっかりと感じられるのがこの第4弾・亀の尾なのかなと思いました。

超人気銘柄で例えるなら『花陽浴(はなあび)』を硬派にしたような感じと言えばわかりやすいでしょうか。

過度な期待はしない方がいいと思いますが、気になる方は一度試してみるとよろしいかと。お値段もかなりリーズナブルですし、『花垣』という銘柄を知るエントリー的なお酒としても最適だと思います。

それではまた。

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