こんにちは、しーたかです。
普段訪れることのないエリアに行くと、ついつい酒屋さんを覗いてしまうのは酒飲みの悲しい性。
「酒屋に入ったからには手ブラで帰るわけにはいかないよねー」とつい色々買い込んでしまうのも日本酒マニアの悲しい性なのであります。
そんなわけで今回いただいたのはこちら『蓬莱泉(ほうらいせん) 純米吟醸 生 但馬強力』です。
北設楽郡に蔵を構える関谷醸造のお酒です。
愛知県というと『醸し人九平次』や『義侠』も人気ですけど、『蓬莱泉』も質、知名度ともにまったく負けてませんよね。
特に人気商品の『蓬莱泉 空』は定価で入手するのがなかなか難しいようです…
圧倒的な知名度を誇る『蓬莱泉』。しかし、個人的にはこれまであまりご縁がありませんでした。
銘柄自体に興味はあるものの、わざわざ探して取り寄せる or 買いに行くほどの情熱はありません(笑)
タイミングが合えばそのうち購入することもあるだろう、と思ってもう早数年。今回ようやく自宅にお迎えするタイミングが訪れました。
さて、今回購入した『蓬莱泉』、特に酒米は意識せずに購入したのですが、あとになって調べてみると兵庫県産の但馬強力を使用しているそうです。
但馬強力か~なかなか渋いところを突いてきますね~…。有名なお酒だと青森の『田酒』も使っていますよね。
ちなみに鳥取県にも強力という酒米がありますが、勉強不足のためどう違うのかはよくわかっていません。
単に栽培しているエリアが違うというだけではないんでしょうね。詳しい方はぜひ教えていただきたいです!
『蓬莱泉 純米吟醸 生 但馬強力 』とろっと甘い口当たりから、徐々に締め上げるようにキレていく。酒米のポテンシャルが遺憾なく発揮されたお酒です!
いつもは裏ラベルの画像も載せているのですが、今回は撮影するのを忘れていました!
スペック表を貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 但馬強力 100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 17度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、派手すぎない吟醸香。若い果実のような…セメダインのような…。なかなかはっきりとイメージを捉えにくいです。
口に含むと、口あたりは風邪薬?シロップのような甘みがしますね。甘みの奥の方からメロンのような風味が顔を覗かせます。
剛力のイメージに引っ張られてマッチョなお酒を想像していましたが、思っていたより優しいし、軽い!
軽いといってもひ弱なお酒というイメージではなく、鍛え上げたアスリート的なイメージですね。シロップのような甘さの中に芯の強さ、しなやかさを感じさせます。
中盤から後半にかけては、締め上げるようなアルコール感でキレていき、薄荷のような余韻を残します。
一言付け加えておくと、最近流行りのモダンなお酒ではありません。ひと昔前の純米吟醸酒って感じなんですけど、そこがイイ!
昔ながらの酒飲みを納得させるオールドスクールなお酒らしさを残しつつも上質な仕上がりです。さすがの安定感だなぁ。
調べてみると、但馬強力を使用した原酒のお酒もリリースしているそうですね。その名も「一念不動」。こちらも機会が巡ってきたら飲んでみたいところです。
それではまた。
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