こんにちは、しーたかです。
今回は『mass かまどのある家 酒を呼ぶ食卓』にお邪魔しました。盛岡城跡公園の先、内丸と呼ばれるエリアに佇む和食の居酒屋さんです。
この一帯は盛岡城のお堀の内側に飲食店が群衆しており、観光客的にはなかなか印象に残る街並みです。じゃじゃ麺の名店『白龍(ぱいろん)本店』もこの一角にあるんだよね。My Little Loverの名曲を彷彿とさせるクセが強めの店名にはちゃんと(?)中身がありました。ランチタイムは『かまどのある家』で、ディナータイムは『酒を呼ぶ食卓』ということなんだそうです。二毛作ってわけではないんでしょうけど、昼は食堂で、夜は酒場である。ケジメを付ける意味でもいいかもしれませんね。
この日はカウンターの席に通されます。おいおい何だこのいかにもな常温酒コーナーは!何も知らずに入店しましたが、かなり気合いの入った純米教徒のお店であるようです。酒は純米、燗ならなおよし。あ、太田和彦氏のサインもありました。
お通しはあん肝とメカブのポン酢和え
ファーストタッチから意思の宿ったパスが足元に飛び込みます。これは「飲め」ってことね──!
料理のメニューは三陸の海の幸を中心に、竈炊きのご飯ものがオススメのようです。手始めに『平目のお造り』をいただいてみましょう。2名で注文したところ、絶賛コロナ禍という時節柄故か、めいめいで盛り付けてくださいました。透き通る身の美しさにため息が出ちゃいますね。浜千鳥と合わせると白眉のペアリングです。
こちらは『鶏の唐揚げ』。たしか岩手県産の鶏肉です。
1軒目に行ったお店の常連さんが「岩手県は牛肉や豚肉が有名なんだけど、本当に美味いのは鶏肉なんだ」「こんなに鶏肉が旨い都道府県はなかなかないぞ」と熱弁していたのを思い出して注文しました。オッちゃんの熱弁のせいでハードルがブチ上がり過ぎたせいか、わりと普通に感じました(笑)
『鱈の白子ポン酢』。こっち(岩手)では「たらきく」って言うのが一般的なんですかね。白子、雲子、タチ、だだみ、たらきく。呼び方に地域色の出る食材は何となくいとおしく感じるものだ。
これもめいめいで盛り付けていただいているので半量です。臭みなどのオフな要素がこれっぽっちも見当たらず、当たり前に超旨い。これはどう考えても燗が飲みたくなるぞ…!
鯉川の純米吟醸でぬる燗をいただきます。本当は他にも色々飲みたいところですが、帰りの新幹線の時間もあるのでぐっと我慢…。
こちらは『珍味の盛り合わせ』。
右から山うに豆腐、ホヤの塩辛、…一番左はなんだったか。いかにもなご当地食材も含まれるのは観光客的にポイント高いです。
腹固めに『竈炊きのおむすび』をいただきます。
酒のラインナップ的にあまじょっぱい。味噌おにぎりで〆たくなりますよね。味噌汁付きなのが地味に嬉しいですね。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『mass かまどのある家 酒を呼ぶ食卓』、純米酒や燗酒が好きな方にはたまらないお店でしたねー。
それにしてもすっかりこのエリア一帯が気に入ってしまった。なんならお試しで半年ぐらい住んでみてもいいかも。次回盛岡を訪れた際は腰を据えて飲み食いしたいですね。
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