こんにちは、しーたかです。
この日は朝まで飲んで久しぶりの二日酔い。
「すこぶる調子は悪いけど何か食べたい…」
あまり胃に負担がかからないもので、何がいいかな?なんてフラフラとやってきたのがこちら。横浜・阪東橋の『三好橋 小嶋屋』さんです。
横浜界隈ではかなり有名なお蕎麦屋さんですね。ちなみに同名のお店で新潟に『小嶋屋』というへぎそばの名店もありますが、こちらとは特に関係はないようです。
場所はというと、まぁ~~かなり辺鄙なところにありまして、横浜市営地下鉄のブルーライン阪東橋駅を降りて、庶民の台所・横浜橋商店街を抜けたところにあります。
この辺りは地元民しか通らないようなローカルなエリアなのですが、こういうところにポツンと名店が点在するのが横浜の奥深さなんでしょう。
私が幼稚園や小学校に通っていたころはよく、祖父や祖母に連れてきてもらっていたという話だけど、そんな小さい頃のことはあまり覚えていませんね(笑)まぁ小学校の頃以来の来店というだけあってなんとなく懐かしい感じはするかな。
こちらはお蕎麦のメニューです。標準のもりそばから、田舎そば、さらしなと多彩なラインナップ。
つまみのメニューはこんな感じ。
こちらは季節のオススメメニュー。
どれも美味しそうなんですけど、何でもない下町のお店にしてはかなり強気の価格設定なんですよね…(笑)感覚的にはこの辺りの相場の2~3割増しに感じます。それだけ味に自信アリってことなんでしょうか。
二日酔いなのに見てはいけないものを見てしまいました。こちらは日本酒のメニュー。
『〆張鶴』はまぁ置いといて、いかにも濃ゆい面々のそれも生原酒ばかりが揃っています。
セレクトがかなり尖ってるなー(笑)店主の方は相当お酒が好きなんでしょうね。普通に商売しているだけではここまで片寄ったリストにならないはず!
というわけで、日本酒をいただいてしまいました。こちらは『庭のうぐいす 純米吟醸 秋あがり』。まさかこんなに日本酒が充実しているとは聞いてなかったんだ…。
二日酔いの身体にも優しく染み渡る『庭のうぐいす』。いい酒だー。
『凱陣』や『長珍』あたりも気になっていたんですけど、この辺のヘビー級を飲んでいたらコンディション的に爆死していたことでしょう…(笑)
お蕎麦が出てくるまでのつまみに『山芋の磯辺揚げ』をいただきます。
一度粗めにおろした山芋を丸めて揚げているようです。一口食べるともちもちとした食感と弾力にビックリ!山芋の磯辺揚げってこんなにウマかったっけ?山芋はきっといいものを使っているんだろうなー。
オーダーしてから待つこと15分。ついに『田舎そば』が到着!
アップしてみると蕎麦の太さがよくわかります。素晴らしいビジュアルだ。
じゅるっと頂くと、美味しい生パスタを食べているような歯応え。誤解を恐れずに表現するとまるでフィットチーネのような食感です!蕎麦の香りも引き立っていますし、うっすらと野性味のある味わいが非常にいいですね。
こちらは変わりそばの『けしきり』。白い蕎麦の中に見える黒い粒々が芥子の実です。
一口すすると、つるりとしたお蕎麦の口当たりと、芥子の実のつぶつぶとした食感がいいコントラスト!田舎そばと比べると蕎麦の香りもかなりはっきり感じられます。
『田舎そば』ももちろん美味しいのですけど『けしきり』のインパクトが全て持っていってしまいましたね。これはスゲーーイイもん食わせてもらいました。うますぎて震えます…。
大満足でお会計を済ませてお店を出ようとすると、入り口付近の掲示物が目にとまりました。
どうやらこちらの『三好橋 小嶋屋』さんは翁達磨グループのお弟子さんのお店のようです。
蕎麦は全然詳しくないので詳しいことはよくわかりませんが、蕎麦打ち名人の高橋邦弘氏を頂点とした蕎麦屋の一大勢力?なんですかね。
各地に直営のお店やお弟子さんのお店があるので、コアなファンは全国行脚でもするんでしょうね。蕎麦屋さんはギルド的な色彩が強そうだなぁと常々思っていましたが、その一端を垣間見た気がしました。
おわりに
というわけで『三好橋 小嶋屋』横浜屈指の蕎麦の名店は伊達じゃありませんでした!
まさか地元にこんな旨い蕎麦の店があったとは…。驚愕のクオリティーの蕎麦とそれを支える日本酒のラインナップ、そして気の効いた蕎麦前と三拍子そろったマルチタレントないいお店じゃありませんか!
横浜近郊にお住まいの方なら少し遠出してでも一度は食べる価値あり。今度はコンディションが万全のときにじっくり味わいに行きたいです(笑)
それではまた。
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