こんにちは、しーたかです。
金沢・富山旅行の3日目は、金沢のひがし茶屋街へ。
昼食がてらに立ち寄った、自家醸造のクラフトビールが飲める『オリエンタル・ブルーイング 東山店』を出るとまばらに雪が降り始めました。
この時は「雪のひがし茶屋街もいい感じだね~」なんて呑気に思っていたのですが、このあと徐々に大雪に変わっていくことになります(*_*)
思ったより寒いし、どこか建物内に入りたいなーと思っていたところ杉玉がぶら下がっているお店を発見!
しかも昼からやっているぞ…!(行くしかない!)
というわけでやってきたこちらのお店が『日本酒 真琴』。
浅野川大橋方面からひがし茶屋街に入って、角を左に曲がったところにあるお店です。
周りの町屋と比べるとだいぶモダンな感じ、それでいて茶屋街の景観に配慮したような落ち着きもあります。いい佇まいですね。
何の前情報もなしに、こんな良さげな店を見つけるとは私の飲食店レーダーも捨てたもんじゃないな(笑)
座席は店内奥のL字型のカウンターがメインのようですね。今回はこじんまりとしたテーブル席でやることにします。店内も小綺麗でいいね。
接客するスタッフの方は2名とも女性の方。お二人とも感じのいい方で気持ちが安らぎます。
お酒を提供する際も、知識をひけらかしたりすることはなく、簡潔に説明してくれるのが好印象です。
余計なうんちく語りはオ○ニーでしかありませんからね、この辺は我々お客さん側も気を付けないといけないところだ。
日本酒は石川県の銘柄を中心に約50種類。グラスで1杯から注文出来るし、好みに合わせてカスタムしてくれる飲み比べセットを頼むのもいい。
メニューを見るとこちらのお店は、ランチタイムとディナータイムで価格が異なるそうです。
私が訪れたランチタイムでは日本酒が1杯500円と、ディナータイムより100円お得に飲めるようになっています。
あと、お昼の時間だけ日本酒のセルフ飲み放題もやっていて、こちらも1時間1500円とかなりリーズナブルなんですよねー。
「これは飲み放題1択でしょ!」というわけで、セルフ飲み放題で昼から酒盛りを始めることにします(笑)
本日のおばんざいやその他フード類は大体500円。気の利いたつまみが多いので酒が進みそうです。
こちらが本日のオススメメニュー。「えっこれで500円でいいの?」とこちらが戸惑ってしまうぐらいリーズナブルです。おでん5種盛りなんてコンビニで買うのと値段変わらないんじゃ…。
地物珍味の盛り合わせや、富山の堅豆腐など北陸地方特有のメニューも観光客的には惹かれるものがあります。
それにしても金沢は、豚の角煮や豚足煮といったメニューを見かける機会が本当に多い。
豚足煮って意外と名物なんだろうか…?関東人的にはあまり馴染みがないんですよね。せっかくだから聞いてみればよかったか。
セルフ飲み放題で石川の銘酒に舌鼓。素敵な空間に、最高のつまみ、言うことないですね~。
それではさっそくお酒をいただきます。乾杯は『能登誉 本醸造』でスタート!
こちらのお店ではシャンパーニュ用のグラスで日本酒を提供しています。メーカーはシュピゲラウでしょうか。適度に香りが立っていいですね。
ただし、セルフ飲み放題の場合も使うのはこちらのグラスなので、注ぐときは気をつけないと大惨事になりかねません。
冷酒でいただいたのはこちらの3本。乾杯の『能登誉』のほかに『手取川 Yasu Special 山廃純米大吟醸 無濾過原酒』と『天狗舞 冬吟 純米吟醸生酒』 をいただきました。
どれも比較的軽快な味わいで、シャンパーニュ用のグラスがよく映えます。というか1500円の飲み放題のラインナップじゃないな、最早…。
つまみにはテッパンの地物珍味3種盛り合わせを。
左からもみいか(わた入りの烏賊)、河豚の卵巣の糠漬け、スルメイカの黒造りです。
いかにも北陸らしい珍味に興奮!関東ではなかなか食べる機会がないんです。
あとこちらはおでんの5種盛り合わせ。うわぁけっこうモリモリ。出汁は比較的あっさりめです。車麩が入っているのが金沢流。
つまみが2品来たら卓上がなんだか賑やかになってきました。グラスを倒してしまわないか、気が気でならない(笑)
おでんをつまみは始めたあたりでようやく30分が経過。
店内は暖かいのですが、外は吹雪の勢いが増してかなり寒そうなことになっています…。外出たくね~。
せめて体の芯を暖めてからお店を出よう、ということで1時間飲み放題の後半は熱燗タイムに充てることにします!
飲み放題の場合も熱燗もセルフでつけますよー。いただいたのはこちらの銘柄。
まずはピンクのラベルの『初桜』を。こちらは能登の酒です。どこまでもおおらかでホットする味わいです。
これを飲んで能登の酒にハマる人ってけっこう多いんじゃなかろうか?一時期よく飲んでいましたが、関東ではまず見かけないお酒ですね。
能登の酒は燗で映える銘柄が多くていいですなー。燗酒用の『遊穂の湯~ほっ。』も極楽気分になれるいい酒だ。出来ることなら一日じゅうダラダラ飲んでのぼせてみたい。
燗酒のラストはスタッフの方にオススメしていただいた『菊姫 にごり酒』を。にごりの燗、それも菊姫は実に旨いのよねー。
そうそう、熱燗にする場合は、酒器をシャンパーニュグラスからお猪口に替えてくれます。「好きなものをどうぞ」と渡されたのは九谷焼のお猪口やぐい飲みたち。
お店の方が熱心に集めたコレクションなんでしょうね。どれも味があっていい。
セルフ飲み放題も終わりの時間が近づいてきました。せっかくなので〆に何をいただこうかと、冷蔵庫を物色していたら面白いリキュールを発見!
和歌山の『黒牛』仕立ての梅酒です。ばばあの梅酒というらしい(笑)
今回は観光だったのでオール石川県縛りで攻めましたが、他県のお酒やリキュールも何種類か扱っているんですよねー。新潟県の『緑川』や奈良の『風の森』といった銘柄もありました。
最高ノ出来ニ涙止マラズ…。小気味いい酸とさっぱりさがちょうどお口直しのシャーベットのようで、〆に相応しい1杯でした。
おわりに
そんな感じで計7杯ほど頂いたところで、飲み放題の終了時間に。
外はいよいよ本降りになってきました。覚悟して外に出よう。
そんなわけで今回フラッと立ち寄った『日本酒 真琴』、ひがし茶屋街という観光地のど真ん中にキラリと光る超正当派日本酒バーでした!
空間の上質さや、扱っているお酒のセレクトもいいですし、何よりスタッフの方の柔らかい雰囲気の接客が私のような一見客には有り難かったですね~。
まぁなんだ、控えめに言って名店だと思いますよ。また金沢に行く機会があれば、必ず再訪したいですね。
まだ行ったことのない方は、本格的に人気店になる前にぜひ遊びに行ってみてください。
それではまた。
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