こんにちは、しーたかです。
当ブログは空前の夏酒ラッシュ。今回もなかなかいいお酒にヒットしました。
それがコチラ『蒼天伝 美禄 特別純米酒 初呑み切り 夏風薫る 暁の輝露』です。
宮城県気仙沼市の男山本店のお酒です。
ローマ字なしの純日本語でこれほど長いネーミングのお酒ってそうそうないような…(笑)
宮城の『蒼天伝』といえば首都圏ではそれなりに名の通った銘柄です。「蒼天のような爽やかで澄んだ味わい」をテーマに、2001年から発売を開始。
最近ではワイングラスでおいしい日本酒アワード 2018の大吟醸部門で最高金賞を受賞したことで話題になりました。
今回いただく『蒼天伝 美禄』シリーズは日本の四季に合わせて1年に4種類リリースされる季節限定のお酒です。
今回いただくのは夏限定酒の『初呑み切り』。
『初呑み切り』とは冬に搾ったお酒をタンクで貯蔵し、初夏を迎える頃に貯蔵されたお酒の香りや熟成具合を確認する行事のことを言います。
男山本店では『初呑み切り』でお酒の状態を見極めて、飲み頃になっているお酒を夏の限定酒としてリリースしているそうです。
日本酒は保存状態によって味が変わりやすいデリケートな飲み物ですので、ベストのタイミングで出荷していただけるのは大変ありがたいことです!
『蒼天伝 美禄 特別純米酒 初呑み切り 夏風薫る 暁の輝露』まさに「夏」そのものを瓶に詰め込んだような爽やかな味わい!すっきり爽快系の夏酒としてはかなりハイレベルだと思います。
『蒼天伝 美禄 特別純米酒 初呑み切り 夏風薫る 暁の輝露』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきましょう。
原材料 | 米(国産)・米こうじ(国産米) |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 16度 |
裏ラベルに表記はありませんが、原料米は兵庫県産の山田錦を使用しているそうです。
それではいただいてみましょう!
グラスに口を近づけると、優しく穏やかなバナナ系の香り。うっすらメロンっぽさも感じますね。
口に含むと、雑味を削ぎとったようなシンプルな米の甘み。ほんのり丸みも感じるみずみずしくライトな質感。
口に含んだ瞬間は丸みのある味わいですが、線は細く、伸びのいい酒質です。
宮城のお酒らしいカラッとした清々しさがいいですね。
後味はほどよくドライ。ややキレイ目の酸味は軽快かつシャープで実に心地よく感じます。
というわけで今回いただいた『蒼天伝 美禄 特別純米酒 初呑み切り 夏風薫る 暁の輝露』、みずみずしく伸びが良く夏酒として申し分のない仕上がりでした!
余談ですが、「美禄」という言葉には「すばらしい贈り物」という意味が込められているそうです。
この味わいならそのネーミングも納得!来年もぜひ飲んでみたい1本でした。
【追記】最近はラベルデザインが変更されたようです。パッと見たところスペックに変化はなさそうですが、中身も変わったのか気になるところです。
それではまた。
今回は夏酒特集。一口に夏酒といってもいろんなタイプがありますね~。詳しくはコチラ↓