しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

三重県『鈴鹿川 純米吟醸』『作(ざく)』で有名な清水清三郎商店の地元向け銘柄をいただきました。

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こんにちは、しーたかです。

最近飲みすぎのせいでブログの更新がまたじわじわと遅れつつあります(笑)

以前にも話したような気がしますが、酒メインのブログの難点は、インプット(飲酒量)が増えれば増えるほどアウトプット(執筆)がおろそかになるということでしょう…。

書きたいことは山ほどあれど、なかなか時間が取れないっていうねー…。

おかげさまで(?)ブロガー界隈でよく聞く「ブログに書くネタがない」問題とは無縁です!

そんなわけで今回の日本酒は三重県の『鈴鹿川 純米吟醸』f:id:sakearchive:20170809163147j:image
日本酒ファンには『作(ざく)』で有名な清水清三郎商店のお酒です。

『作』と言えばそのネーミングからガンダムファンの注目を浴び、また最近では伊勢志摩サミットで各国の首脳に振る舞われたことも記憶に新しいですね。

2017年のSAKE COMPETITONにおいても出品したお酒はことごとく受賞するなど、美酒としての人気を確立した『作』ですが、地元銘柄の『鈴鹿川』シリーズは意外や意外にあまり知られていないのではないでしょうか?

かくいう私も、『鈴鹿川』の名前だけは数年前から知っていたものの、扱っている酒屋さんや飲食店をあまり見かけないので、今まで飲む機会がありませんでした。『作』はしょっちゅう見かけるんですけどねー。

ちなみに今回の鈴鹿川は、横浜市南区の和づくりバル 翠さん(※現在は西区浅間町に移転して営業中)でいただきました。こちらのお店は、湘南方面から直送の鮮魚と淡路島の生パスタがウリの居酒屋さん。

小さいお店なので日本酒の品揃えは10種類とやや少なめですが、仕入れの目利きがよろしいのか、訪れるたびにチョイスの妙に唸らされます。

ここの店主は『作』を大変気に入っているそうで、常に在庫を切らさないよう酒蔵から直に仕入れているのだとか。確かに言われてみれば、いつ行っても『作』だけは必ずメニューにあります。

今回の訪問では、2017年から新発売の『作 インプレッション』をいただき、その後に『鈴鹿川 純米吟醸』をいただくという流れでした。

店主いわく「(鈴鹿川は)作を飲んだ後だと、味が結構似てるんで微妙かもです」とのこと。

まぁその辺は旨ければ全然オッケーなんで気にしません。

どんな味かなんとなく想像がついてしまっても、未知の銘柄を飲むときはいつだってワクワクするものです!

『鈴鹿川 純米吟醸』同蔵の『作(ザク)』よりやや甘みが強めに出ているところが地元向け銘柄っぽくていいですね。

昔々から鈴鹿の国は、味酒(ウマサケ)と枕がつくぐらい日本酒の銘醸地として知られていたらしい。
f:id:sakearchive:20170809163202j:image
今回は裏ラベルの写真がないので、スペック表を貼っておきます。 

精米歩合 60%
日本酒度 -1.0
酸度 1.4
アミノ酸度 1.3
アルコール分 15%

そこまで特徴のあるスペックではありませんが、日本酒度は-1とやや甘めの数値。先に飲んだ『作 インプレッション』も個人的にはちょっぴり甘く感じたけど、鈴鹿川はどうだろうか?

それではいただいてみます!

おっ?香りは意外にも穏やか。澄んだマスカットのような香りは『作』にそっくり。『作』ほど香りは膨らまないけど、そのぶん清楚といったところですか。

口に含むと、マスカットと桃を彷彿とさせるみずみずしい中程度の甘味が口いっぱいに広がります。

これは『作』よりもう1段甘いですね。『作』がややスレンダー系の美女なら『鈴鹿川』は安産型の健康的美女って感じ(笑)

甘みはくどくなりすぎないギリギリのラインを攻めてます。火入れの酒なのに、まるで生酒のような溌剌さがあって、ともすればのっぺりと平面的になりそうな甘味に立体性をプラスするような役割を担っています。

なだらかに伸びる長めの余韻は、普段ワインを飲んでいる方に好まれそうですなー。特に欧米の方はこういうの好きなんじゃないだろうか?

『作』ファンなら一度は買って損はないお酒ですね。

それではまた。

『作』といえば特殊膜で凝縮させた日本酒も話題になりましたね!詳しくはコチラ↓

sakearchive.hatenablog.jp