こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『天美 純米大吟醸 廣島千本錦』をいただきました。
山口県下関市の長州酒造のお酒です。
当ブログでは2回目の登場となる『天美』。前回いただいた『天美 特別純米 火当て』から、時間があいてしまいました。
『天美』はどれを飲んでも素直に美味しいなーと思います。市場で人気があり、比較的購入しやすいという点において、福島県の『冩樂』と近いポジションの銘柄だなぁという印象があります。
その気になればすぐに入手できるお酒ってもっと評価されていいと思うんですよね。少なくとも、バイイングパワーのある特定の飲食店や一部の日本酒マニアしかアクセスできないような酒よりはずっと価値があるはず。
さて今回いただく『天美 純米大吟醸 廣島千本錦』は、瀬戸内4県の代表的な酒米を用い、同一精米・同一酵母で醸す純米大吟醸酒シリーズのお酒です。4カ月連続でリリースされているらしく、こちらの廣島千本錦は第2弾とのことです。
価格は4合瓶で3,000円ほどでしたっけ。今回は横浜君嶋屋で購入しました。やや高めの価格のためか、酒屋さんでは在庫に余裕がある様子でしたねー。健全な値付けであり健全な需給バランスだと思います。
『天美 純米大吟醸 廣島千本錦』火入れのお酒とは思えないフレッシュ感と艶めく甘みに陶酔する1本。徹頭徹尾、爽快な風味で飲みやすさ抜群です。
『天美 純米大吟醸 廣島千本錦』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麴(国産米) |
原料米 | 広島県産 千本錦 100% |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、桃やマスカットを思わせる爽やかな果実香が漂います。
口に含むと、セメダイン、マスカット、桃の香りとともにクリアな甘みが膨らみます。艶めく甘みに溶け込むガス感が素晴らしく、ぼさっとしていると、感想を書き出す間もなく飲み切ってしまうぐらい、スッと入ってくる。ものの10分で2合も飲んでしまったようです。
中盤から後半にかけて、爽やかな余韻が印象的です。ヘンドリクスジンのトニック割に、スライスしたキュウリを浮かべたような青々しい爽やかさ。
小気味いいガス感と、シュッとした綺麗な味わいが素晴らしいですね。全体として軽快な味わいながら、液体のハリと凝縮感に優れ、ただの飲みやすい酒に終わらせません。
何の躊躇いもなく美味いと言える。日本酒好きが100人いたらきっと85人ぐらいは美味しいと答えるのではないでしょうか。
ただし、開栓後はとっとと飲み切ることをオススメします。開栓後10日ほど放置してみたところ、セメダイン香が徐々に優勢になり、やや飲み手を選びそうだなーと感じました。とはいえ、普通に飲んでいれば1週間以内でなくなるでしょうから、大した問題ではありません。天美の純米大吟醸シリーズは機会があればまた飲んでみたいです。
それではまた。
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