こんにちは、しーたかです。
今回は『蒼空 純米大吟醸 山田錦 生』をいただきました。
京都府京都市伏見区の藤岡酒造のお酒です。
『澤屋まつもと』のようなフレッシュで洗練されたお酒から、『玉川』のようなパワフルな味わいのお酒まで、まさに百花繚乱のごとく多種に花開く京都の日本酒シーン。
その中にあって『蒼空』は滑らかかつ自然体な味わいで好評を博しています。京料理にマッチする王道的なお酒ですよね〜。そして今日もベネチアングラスが美しい…!
『蒼空』のお酒は以前『蒼空 純米酒 美山錦 9号 ちょい辛』をいただきました。
しっとりとメロウな質感で非常に印象深かったんですよね〜。満を持して(?)今回は少し高級なラインも攻めてみようと思います。
『蒼空 純米大吟醸 山田錦 生』易きに流れない食中向け大吟醸。複雑な味わいかつ余韻の長さも特A地区産山田錦のポテンシャルゆえかも?
『蒼空 純米大吟醸 山田錦 生』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
ラベルには記載されていませんが、ネットショップで確認したところ、原料米は兵庫県の特A地区吉川産の山田錦を使用しているそうです。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫県特A地区吉川産 山田錦 100% |
精米歩合 | 40% |
アルコール分 | 17度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、バナナのような香りが主体に新芽やミントのニュアンスも。『蒼空』はバナナが前面に出てくるのが多いですね。
口に含むと、お〜!火入れの酒かと錯覚する滑らかさ。
もちろん生酒なので溌剌とした感じもあるんですけどね、フレッシュさという意味ではかなりおとなしめな部類だと思います。ガスもほぼありませんしね。
バナナやメロンのような香りとともにミディアムでやや凝縮感のある甘みが膨らみます。
甘→辛にゆっくりと移行していく様は『蒼空』のネーミングとは裏腹にゆっくりと暮れていく夕空のようなイメージですね。
香りや旨みによる複雑さが相まってグラデーションのように味がゆっくり進んでいきます。
度数がやや高いため、それなりに肉厚なボディ、しっかり迫力があります。
大吟醸に華やかな香りを求める方は、他のお酒をあたった方がいいかもしれません。その反面、大吟醸でも食中に映えるものがいいという方には自信を持ってオススメできます!
『蒼空』は火入れの方が個人的に好みではあるものの、生酒特有のあの一瞬の煌めきを閉じ込めたような味わいも捨てがたいですね。
お求めの方は酒蔵直営のネットショップでどうぞ!
それではまた。
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