しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

静岡県『初亀 純米吟醸 ひやおろし』をいただきました。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『初亀 純米吟醸 ひやおろし』をいただきました。f:id:sakearchive:20201024140439j:image
静岡県藤枝市の初亀醸造のお酒です。

当ブログでは『初亀』は2回目の登場ですかね。『初亀』と言えばコスパ最強のデイリー酒『初亀 普通酒 寒造り 急冷美酒』があまりに有名すぎますが、上の価格帯の商品も実に安定感があり、いついかなるタイミングでも期待に応えてくれる頼もしい銘柄です。

今回いただく『初亀 純米吟醸 ひやおろし』は、兵庫県特A地区東条産山田錦を使用した秋の限定商品です。何年か前は富山県産の山田錦だったと記憶していますが、最近は東条産に切り替わっていたんですね~!

『初亀』の何がいいって、普通酒から純米吟醸クラスのお酒であっても良質な山田錦を惜しみなく投入できるところですよね。しかもですよ?ポテンシャルの高い米を使っておきながら、これ見よがしに華美でわかりやすい味わいに仕上げない辺り、個人的にはすごくシンパシーを感じます。

きっと秋のひやおろしもカジュアルで上質な味わいに仕上がっているんだろうなー。ほとんど確信に近い予感。「想定外」が楽しいときもあるし「想定通り」が嬉しいときもある。だから日本酒って面白いんだろうね、って思う最近です。

『初亀 純米吟醸 ひやおろし』独特の粘性と爽やかな香味のバランスが素晴らしー!食がモリモリ進む、天高く馬肥ゆる季節にふさわしい1本です。

『初亀 純米吟醸 ひやおろし』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20201024140456j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 兵庫県東条産山田錦 100%
精米歩合 55%
アルコール分 15度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、バナナやうっすらとマジックインキの香りがします。

口に含むと、さらりとしつつも滑らかな質感の甘みが膨らみます。やはりバナナっぽい香りと甘さといいますか、ほどよい粘度があって非常にスムースな味わいですね。

表面的にはまろやかさや粘性が、その奥にはクリアさや爽やかさがはっきりと感じられる素晴らしい酒質。「らしさ」に初亀ファンなら思わずニヤつくやつですよ、これは!

熟成感は控えめなわりに落ち着いた味わいだなぁと思っていると、甘みの後にやってくる爽やかなメロンの香りが鼻に抜けていきます。酸味も軽快で着地までソフト。なかなかよい晩酌になりました。

そんなわけで今回いただいた『初亀 純米吟醸 ひやおろし』、食促進酒とでも言うべきバランスの良さとスムースな味わいが印象的なお酒でした。ホントすごい勢いでメシが進むのよ。ダイエット中の方にはなかなか酷な酒かもしれません。おっと、そもそも酒飲むなよって指摘は無粋ですぜ?

8月下旬頃から発売されているようですが、もう少し引っ張ってから飲みたい酒ですね。10月に飲んで適熟な気がする。もちろん熟成ポテンシャルもあり。自宅で飲んでもいいけど、飲食店の方にはすこぶる使いやすいだろうねー。

それではまた。

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