しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

静岡県『英君(えいくん) 純米大吟醸 播州渡船』適度なジューシーさとドライめの後味。清々しい香味で杯が進む1本です。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『英君 純米大吟醸 播州渡船』をいただきました。f:id:sakearchive:20191108141209j:image
静岡県清水市の英君酒造のお酒です。

日本酒ファンの方には説明不要かもしれませんが、京都の『英勲(えいくん)』とはまったく無関係です。

京都という立地がそう思わせるのか『英勲』の方が老舗・古豪といったイメージが個人的にあります。しかし、よくよく調べてみると先に創業しているのは静岡の『英君』の方なんですね~。これはけっこう意外でした!みなさん知ってました?

といっても『英君』の方がマイナーとかそういうわけではありません。事実、私の住んでいる東日本ではかなり名が通ってますね。

とくに銘酒居酒屋でよく見かけるのは『英君』のクリーンで潔い酒質が料理と相性がよく、飲食店の方からすると使い勝手がいいからなんだろうなぁと解釈しております。

さて、今回いただく『英君 純米大吟醸 播州渡船』は、兵庫県産の酒米『渡船』で醸した純米大吟醸酒です。

2017年に初リリース、今年で3年目を迎えます。リリースされた当初は「スポット的に発売されたお酒なのかな?」と思っていました。

酒米が『渡船』ってまた渋いセレクト!『渡船』は山田錦の父系にあたる酒米です。優れた酒米にも関わらず栽培の難しさから一時期は絶滅寸前にまで追い込まれていました。

近年は、復活米のトレンドもあってか茨城県や滋賀県などで栽培・醸造が盛んになっています。『渡船』の栽培が再び始まったのは、地元の米で地の酒を造ろうとするローカリズムの発現といいますか、地産地消的な流れだと思っていたので、静岡県の酒蔵が兵庫県産の『渡船』を使うのは意外な印象があります。きっと農家さんと繋がりがあるんでしょうね。

発売時期は毎年11月頃。生産量が少ないため、全国30店舗限定で発売しているそうです。私が購入した酒屋さんいわく、南国チックなトロピカルな香味もするとのこと。

夏に発売されている『エイキュン』は別として『英君』でトロピカルなお酒なんてあるのかな?まぁ楽しみにいただくことにします。

『英君 純米大吟醸 播州渡船』果実味とシャープな質感は錫の酒器でよく映える?やはり英君は安定して美味な酒です。

『英君 純米大吟醸 播州渡船』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20191108141220j:image

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 渡船 100%
精米歩合 48%
酵母 静岡HD-101
日本酒度 +3.5
酸度 1.7
アルコール分 16度

※『静岡HD-101』は静岡県で独自に開発された大吟醸向きの酵母のことです。

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、バナナやセメダインを思わせる抑制的な香り。

言われていた南国感はそこまで感じないかも?まぁ言われてみればってレベルですかね?

もともと派手な酒を造る酒蔵さんじゃありませんしね。あ、でもバナナも南国といえば南国か(笑)個人的には派手なトロピカルな果物感かと想像していました。

口に含むと、清々しい果実味をしたためた淡い甘みがぬるりと入ってきます。 口内でビブラートするような若干のジューシーさがいいですね。味のボリュームとしてはライト寄りのミディアムってところでしょうか。

全体的にはそこそこにクリアーで滑りのいい質感。軽快な酸味が清々しさを演出しています。後味のキレはよく、公表されている日本酒度よりもややドライに感じます。

1日目は固さがあってそれはそれでアリなんですけど、数日経ってからの方がいいバランスのように個人的には感じました 

また、2日目以降に気づいたのですが、このお酒は錫の酒器で飲むとめちゃめちゃ旨いですね!能作のぐいのみがハマるー。

錫の酒器はお酒によって合うものと合わないものはっきり分かれる気がしてますが、この酒はかなり錫向きな酒質だと思います。上々のお酒でした。

それではまた。

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