しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

静岡県『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』をいただきました。

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』をいただきました。f:id:sakearchive:20220423152533j:image
静岡県清水区の英君酒造のお酒です。

我が家の晩酌の定番。当ブログでも何度も紹介しているため、これ以上前置きで書くことが思いつきません!定番~季節商品のクオリティの底が固い上に、たまに見せる「あそび」の引き出しも豊富で飽きさせない銘柄です。

今回いただく『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』は、鑑評会向けの出品酒同様に袋吊りで時間をかけてゆっくりと搾ったお酒です。スペックとしては、静岡県オリジナルの酒米『誉富士』を使用した(特別)純米酒。精米歩合は60%。このグレードでもわざわざ袋吊りで搾って、しかもその手間を価格にまったく転嫁しない心意気には頭が下がる一方です。

『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』待てば海路の日和あり。開栓したてはガチガチに固いが、時間をかければゆっくり微笑むお酒です。

『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20220423152555j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 静岡県産 誉富士 100%
精米歩合 60%
使用酵母 静岡NEW-5
日本酒度 +5
酸度 1.4
アルコール分 16度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、バナナやメロンの皮に近い部分のような爽やかな香りが広がります。

口に含むと、セメダインやメロン的な爽快な香味とともに、滑りのいいメタリックな甘みが膨らみます。

時を一瞬止めるようなクリアさ…一回火入れらしいみずみずしさ…いやーいいですね。

全体を通してピシッとしなやかなアルコール感が通貫します。苦味を伴うシャープなキレは飲兵衛にはたまらんものだ。

それにしても開栓直後はかなり硬かったですね~。バリカタ好きの私でもびっくりしました(笑)1週間ほど経過してから、はっきりとバランスが良くなっていきます。というか1ヶ月が経ってから、飛躍的に伸びます。非常に優美。あなた、だいぶ人見知りな酒だったのね。

そんなわけで今回いただいた『英君 特別純米 袋吊りしずく 誉富士』、純然たる食中酒として素晴らしい出来でした。開栓後、味が開くまで辛抱強く待てる人にはオススメ!2~3日以内で飲み切ってしまいたい人にはそこまで刺さらないかもね。

ドライなだけでもないし、綺麗なだけでもない。『英君』はそこそこ飲みましたが、静岡吟醸の枠組みの中で、のっぺらぼうにならず、個性をうまく打ち出せているお酒が多いですね。

で、このお酒いくらでしたっけ?1600円ぐらいじゃありませんでした?せめて2000円ぐらいまで値上げしたらどうでしょう。それか、裏ラベルにPayPayのQRコードでも貼ってくれれば、投げ銭するのにな。好きな酒には定価以上にお金を払いたいって思っている人、けっこういると思うんですけどね。

それではまた。

以前紹介した『英君』の記事はコチラ。ぜひご覧ください↓

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