こんにちは、しーたかです。
今回は『英君 大吟醸 令和2年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞酒』をいただきました。
静岡県静岡市の英君酒造のお酒です。
山形正宗と並んで2020年に大変お世話になった銘柄『英君』。「鉄は熱いうちに打て」っていうでしょう。自分は気に入った酒を立て続けに飲むのが好きです。コンスタントに飲むうちに大体の味の傾向を掴むことで自らの血肉にする、実際には贅肉を増やしているだけかもしれませんが(笑)
さて、今回いただく『英君 大吟醸 令和2年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞酒』は、ネーミングの通り、名古屋国税局酒類鑑評会の吟醸酒の部にて優等賞を受賞したお酒です。
吟醸酒の部といってもほとんどが大吟醸クラス、米を磨きしのぎを削る激戦区なんですよね。裏ラベルにもありますが、華の吟醸酒の部で12年も優等賞をキープし続けるのは並大抵のことではないでしょう!
お値段の方は4合瓶で5000円(税抜)と決して安くはありませんが、『英君』なら余裕でペイしてくれるはず!というわけで迷うことなく即決した次第です。デイリー向け商品で積み上げた信頼は高級酒にきちんと繋がるものですよね。
『英君 大吟醸 令和2年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞酒』メロンや天然の鮎のような瓜系の品のある香り。一度飲み始めたら止められなくなる食中系大吟醸です。
『英君 大吟醸 令和2年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞酒』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
原料米 | 兵庫県産山田錦 100% |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | 静岡酵母HD-101 |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、メロンや瓜、天然の鮎のような爽やかな香りがします。
口に含むと、やはりメロンやマジックインキ系の含み香ともにクリアーな果実味が絶妙な粘度を伴いながら膨らみます。いや~これはまごうことなき静岡吟醸!レギュラー酒から鑑評会向けのお酒に至るまで毎度お見事なものですよ。
スムースでサラッと飲ませてくれる流れの良さを基調に、僅かにジューシーな面も見せる。以前いただいた『英君(えいくん) 純米大吟醸 播州渡船』もそうでしたが、あくまで静岡吟醸の型の範疇でキラリと「らしさ」も見せる、このバランス感が秀逸なんですよね。
形式の中で輝くことの重要性を教えてくれるという意味では、寓話的なお酒と言ってもいいかも?
そんなわけで今回いただいた『英君 大吟醸 令和2年度名古屋国税局酒類鑑評会優等賞受賞酒』、期待どおりの味わいで大満足でした。
鑑評会向けのお酒であってもきちんと食中酒なのがいいですね。飲みやすい大吟醸は星の数ほどありますが、これは本当に自然と手が伸びます。ひとりよがりな酒とはモノが違う、というか同じレベルで評価してはいけませんね。
それではまた。
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