しーたかの日本酒アーカイブ

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福島県『会津娘 純米吟醸 醸 徳久118』田んぼごとの個性を表現する『醸(じょう)』シリーズの1本をいただきました。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『会津娘 純米吟醸 醸 徳久118』をいただきました。f:id:sakearchive:20200929224708j:image
福島県会津若松市の高橋庄作酒造店のお酒です。

『土産土法』を標榜し、地元会津の米・水・人で酒を醸す『会津娘』の中でも、とりわけ強い拘りを感じるのがこの『醸(じょう)』シリーズ!

1枚の田んぼから収穫される原料米ごとにお酒を仕込み、田んぼごとの違いを掘り下げようとするシリーズです。ワインで言うところのテロワールを表現する狙いなんでしょうね。自社田だからこそ出来る先進的な試みです。

今回いただく『会津娘 純米吟醸 醸 徳久118』は、渡部農園の渡部仁貴氏が栽培する五百万石(有機米)を使用した1本です。

購入してから「しまった」と気づきましたが、どうせなら「醸」シリーズの他のお酒も買って一斉に飲み比べすればよかったです…(笑)コンセプトが明確で数種類展開しているシリーズは、どうしても平行(水平)テイスティングしたくなるよな~。

『会津娘 純米吟醸 醸 徳久118』バナナやメロンの香りと重層的な味わいが特徴の1本。飲む温度によっ幾重にも表情を変える玉虫色の酒質です。

『会津娘 純米吟醸 醸 徳久118』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200929224718j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 福島県会津若松 徳久118産 五百万石 100%
精米歩合 55%
アルコール分 16度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、鼻孔を優しくくすぐるような、バニラやバナナ、干した草といった柔らかいニュアンスの香りがします。

口に含むと、バニラ、バナナ系統のふんわりした香りとともに、ミディアム程度の落ち着いた甘旨みが膨らみます。

穏やかながらもジューシー、それなりに旨みもあるのに液体全体の質感のなんと軽いことか。じっくり玩味すると淡いメロンのような果実感も出てきます。一口には言い表しづらい幾層にも重なる立体的な味わいで、まー転がしがいのある酒ですよ。

赤ワインを飲むときぐらいの温度が適温な気がする。冷やしすぎると持ち味が出にくいし難しいですね。

飲み進めるとまた印象が変わってくる。んーやっぱり常温か?なかなかに飲み手を惑わす酒ですね(笑)

ガス感と程よい酸味が演出するそこはかとないジューシーさは奈良県の『篠峯』を少しアダルトめに寄せたイメージか?

藁のように青々しく鼻に抜ける香りも心地よいですね。素朴でアーシー(Earthy)な感じと言いますか。これは一回飲んだだけじゃダメですね。いい酒だー。

それではまた。

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