しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

岩手県『桜顔(さくらがお) 南部の雫 大吟醸』をいただきました。

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『桜顔(さくらがお) 南部の雫 大吟醸』をいただきました。
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岩手県盛岡市の桜顔酒造のお酒です。

私の好きな『鷲の尾』なんかもそうですが、基本的に地産地消のお酒ですよねー。「関東ではなかなか購入できない銘柄」をテーマに、お土産でいただきました。たしかに岩手県外ではとんと見かけないなー。強いて言えば東銀座にある岩手県のアンテナショップで見かけたかも?

それにしても、語呂が良すぎませんか?このお酒。五七五調で、思わず声に出したくなる響きの良さが気に入りました。スペック的には、岩手技術工業技術センターが開発した酵母『ジョバンニの調べ』を使用した大吟醸酒ということで、華やかな香りですっきりめの酒質なのかなと予想しています。

『桜顔 南部の雫 大吟醸』オーソドックスに南部杜氏らしい仕事が楽しめる大吟醸酒。手頃な値段ながら外箱も付いており、お土産にも最適です。

『桜顔 南部の雫 大吟醸』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20220730144959j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
原料米 岩手県産酒造好適米 100%
精米歩合 50%
使用酵母 ジョバンニの調べ
アルコール分 17度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、リンゴ、ごくわずかにミルキーなニュアンスの香りが漂います。典型的なカプロン酸エチル系の香りですね。

口に含むと、やはりリンゴのような香りとともに滑りのいいクリアな甘みが膨らみます。 

甘い香りとは裏腹に舌離れが良く、後味はそこそこドライ。岩手県ってこんな感じのお酒が多いですよね。

全体としては、程よく香り、淡麗な飲み口で飲み飽きしない、アル添大吟醸らしい持ち味が出てますね。ただし、最近の流行りの酒と比べると、わずかに苦味がある点において、飲む人を多少選ぶかなという気がします。アルコール分も17度とやや高めなので、基本的には普段から日本酒を飲みなれている人向けの酒なのかもしれません。

ところでこのお酒はいくらなんでしょう?味的には4合瓶で3,000円を切ったらうれしいよね。と思ったらまさかの1,600円!?

岩手県の吟醸酒って一般的にどんな味なの?という方は『南部美人』『あさ開』『浜千鳥』と合わせてテイスティングしてみると何となくわかるかと思います。タイプとしては100年先も残る普遍的な味わい。スタンダードナンバー的1本です。

それではまた。

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