こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『AKABU 魂ノ大業(たましいのおおわざ) 大吟醸』をいただきました。
岩手県盛岡市の赤武酒造のお酒です。
2022年を迎えた年末年始は赤武酒造のお酒を何種類かいただきました。そのうちの1本がこの『魂ノ大業』。令和3年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した大吟醸酒と同スペックのお酒です。岩手県オリジナルの酒米『結の香』を精米歩合35%まで磨き、超低温でゆっくりと発酵させたお酒です。
購入するにあたり、AKABUブランドの同価格帯商品『極上ノ斬(ごくじょうのきれ)』とどちらにするか悩みました。でもなぜか、大吟醸系の酒で迷ったらアル添を選ぶことが多いんだよね。それは多分、アル添という技術への賛意を購入することで示したいからなのかもしれません。日々の日本酒の消費活動は投票の連続なのです。
『AKABU 魂ノ大業 大吟醸』精米歩合35%ならではの艶のある液感。伸びの良い酒質とキレの軽さは一級品です。
『AKABU 魂ノ大業 大吟醸』の裏ラベルはこちらスペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
原料米 | 岩手県産 結の香 100% |
精米歩合 | 35% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、爽やかなリンゴの香りが広がります。明瞭ではないが、磨りガラス越しにリンゴのシルエットが見えるようなイメージ。鼻につかないギリギリのラインの香りですね。
口に含むと、艶ややかで透明感と密度の高さを伴った甘みが膨らみます。良くも悪くもリンゴや風邪薬的シロップみのある風味が印象的ですね。
伸びのいい味筋はいかにも『AKABU』らしく、口に含んでからの鼻から抜ける瓜系の香りがえもいわれぬ清涼感をもたらしてくれます。あとキレの軽さがいいよね、巷で人気の理由はこのエアリーなキレによるところが大きいでしょう。
室温近くまで温度が上がるとデロっとした甘みが出てくるので、10℃前後まで冷えている状態がベストかもしれません。
開栓して3週間たってから飲んでみましたが、キレの良さは開栓直後と遜色ありませんでした。ややミルキーな甘みが目立つかなーという感じも受けましたが、そこまで劣化した印象ではなかったかな?
この手のちょっと値段が高めな大吟醸酒の中では出来はいい方。安心して買えます。来年は純米大吟醸の方も飲んでみよう。とか言ってまたアル添大吟醸を買いそうな気もしますが…(笑)
それではまた。
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