こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『天賦(てんぶ) 純米大吟醸』をいただきました。
鹿児島県日置市の西酒造のお酒です。
芋焼酎の『富乃宝山』で名を馳せた西酒造が、近年はジャパニーズウイスキーや日本酒の製造に参入しました。西酒造に限らず、近年のアルコール業界はジャンルのボーダーレス化がどんどん進んでいますね。酒は嗜好品だからこそ、メーカーには遊び心とチャレンジ精神が求められます。同じ味の酒が2つあったら、面白そうなメーカーの方を選ぶもんね。
今回購入した『天賦 純米大吟醸』は、『天賦』ブランドとして初リリースとなる純米大吟醸のお酒です(なんか進次郎構文になってしまった…)。
原料米には兵庫県東条地区少分谷の契約農家で栽培した山田錦を精米歩合35%まで磨いて使用しています。
4合瓶の価格が5,500円(税込)なだけあって、スペックはしっかり高級志向ですね。首飾りやラベルもなかなか格好が良いです。一方で外箱が付属していないため、贈答で使うにはやや不向きかなーとも思います。
『天賦 純米大吟醸』スペックと価格相応のクオリティーに仕上がった純米大吟醸酒。気になる方は手に取ってみて損はないでしょう。
『天賦 純米大吟醸』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫県東条産山田錦 100% |
精米歩合 | 35% |
アルコール分 | 15度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、リンゴや桃、熟れたブドウのような香りが漂います。これはもうスペックを見ていなかったとしても、しっかり磨いた酒米が使われていることがはっきりわかる香りです。山田錦かどうかまではわからないけど(笑)
口に含むと、やはりリンゴやブドウ的な甘旨みが艶やかが膨らみます。若干のシロップみもありますが、ギリギリダレずに踏みとどまっており、クリアでジューシーな酒質が特徴です。ミディアム程度のボディ感に一定の柔らかさもあり、結構飲みやすいです。アルコール分15度ぐらいでちょうどいい設計なんでしょうね。これが2度以上アルコール分が上がると、くどすぎる味になりそうな気がします。
意外と1週間以上放置してもそれほど悪くはならないのね。とはいえ、よほどの物好きでなければ、無理して熟成させるようなタイプの酒でもないので、さっさと飲み切った方が良いでしょう。
総じて高級酒らしさはあり、お値段なりの味わいです。ちょっと小生意気な優等生感。コスパを気にする人は無理して買わなくていいかなーと思います。純米大吟醸酒規格においても、しっかりとクオリティスタートを決めた『天賦』でした。
それではまた。
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