しーたかの日本酒アーカイブ

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栃木県『雄東(ゆうとう) 生酛造り 純米吟醸 生原酒』陰と陽なら断然陽キャな生酛。低アルコールでも飲みごたえ抜群です!

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『雄東(ゆうとう) 生酛造り 純米吟醸 生原酒』をいただきました。f:id:sakearchive:20200503135833j:image
栃木県小山市の杉田酒造のお酒です。『雄東正宗』や『鴎樹(おうじゅ)』といった銘柄で名の通った酒蔵さんです。

『雄東正宗』ね〜。何度かやったことがありますが、味の多い野太い酒質で良くも悪くも飲み手を選ぶ印象でした、以前まではね!

と言うのも、日本酒ファンの方でしたらご存じの方も多いでしょうが、最近杜氏さんが替わったんですよね!

ついこの間まで明利酒類で腕をふるっていた菊地譲杜氏が、今度は杉田酒造に移籍するニュースは日本酒界隈では大きな話題になりました。

元々は私の地元・神奈川県の大矢孝酒造にも在籍していた方ですね。生酛仕込みのお酒や低アル原酒のヒットで神奈川県の日本酒シーンの底を一段上に押し上げた功績は忘れられません。低アルコール生原酒の名作『残草蓬莱 QUEEEN』はきっと全国的にも知られているんじゃないでしょうか?

sakearchive.hatenablog.jp

さて今回いただく『雄東 生酛造り 純米吟醸 生原酒』は菊地氏の得意とする生酛造りでしかも前述のアルコール度数抑えめの生原酒です。

『雄東(ゆうとう)』というブランド自体、菊地杜氏の入社によって始めたブランドなんですね。

既存の『雄東正宗』や『鴎樹』は以前からの味わいを踏襲しつつ、新ブランドの『雄東』では菊地杜氏らしい酒造りを反映させる狙いだそうです。菊地杜氏ファンは心していただくべし!

『雄東 生酛造り 純米吟醸 生原酒』アルコール度数の低さを感じさせない複雑さと酸のハーモニー!移籍初年度から菊地杜氏らしさ満点に仕上がっています。

『雄東 生酛造り 純米吟醸 生原酒』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200503135851j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 あきた酒こまち 100%
精米歩合 55%
アルコール分 14度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、ラムネやメロンのような香りがします。マジックインキやシトラス、薄荷が混じったニュアンスもあってやや複雑な印象ですね。

口に含むと、ガス感とともにクリアな甘みがビブラートしながら小気味良く膨らみます。ハーブっぽいといいますか、青々しい風味が印象的ですね。

そして、グレープフルーツやオレンジのような柑橘を思わせる酸味。この酸味が程よく輪郭をふち取ってくれるので、低アルコールでもしっかり酒としての存在感をたたえています。やりすぎないジューシーさも個人的には◎です。

アフターはほろ苦さを従えながらややドライめなフィニッシュ。

アルコール度数が低い割には飲みごたえがありますよねー。開栓してから日にちが経つと味の厚みをより感じやすくなります。凛とした味わいと酒としての存在感が両立したいいお酒ですよ。

そんなわけで今回いただいた『雄東 生酛造り 純米吟醸 生原酒』、生酛×低アルコール×生原酒のいいところを存分に引き出した1本でした。

タイトルにも書きましたけど、陽キャ生酛って感じです(笑)

酸味が爽やかなので夏酒的な感覚で飲むのもアリですね!

それではまた。

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